
大泉学園から、練馬区役所を目指し、小さいながらも賑わう商店街の中程に、周りに溶け込みながら、ちょっと小粋なお店が目に留まる。
大泉学園 「手打そば むら季」
おお、もう「年越そば」の張り紙も・・・。一年は早いなぁ~

久しぶりのお店に懐かしさを感じながら、扉を開く。
昼でもすっと落とした照明に、木のテーブルが並ぶ温かみあふれた小さな空間。空いていた端のテーブルに腰をかけると、何とも心地よくほっとする。
すぐに、温かいお茶を出してくださり、置かれていた品書きを開く。
ん~、相変わらずほれぼれするような、達筆な文字。
関心しながらページをめくり、さてさて何にしよう~。やや肌寒く感じていたので、暖かい蕎麦もいいなぁ、などと思い、品書きの「きのこカレー南蛮」や、「鴨カレー南蛮」と、珍しいメニューがちょっと気になる。
と、ふと顔を上げると、ランチのメニューが打ち場のガラス窓に貼られている。
そういえば、まだこちらの天ぷらは頂いてなかったし・・・、と「野菜天ぷら」のランチをお願いすることに。
やっぱり、久しぶりなので、今日はせいろで頂こう
と、お願いすると、ふと顔を出されたご主人が、覚えていて下さったようで、(うれしい ) ちょっとお話なども。ついでなので・・・と、「揚げ蕎麦豆腐」を出してくださる。
これが美味しい~っ
周りがかりっかりの衣に、中に包まれた蕎麦豆腐はもちっとした舌触り。これは・・、ますます天ぷらに期待が盛り上がる。
そして、程なくして、まずは「野菜の天ぷら」が。「揚げ蕎麦豆腐」が結構ボリュームがあったので、ご飯はなしで天ぷらだけで頂くことに。
見るからにカラリと揚げられた天ぷらは、これも盛りだくさん。シシトウの飾り盛りの下には、かぼちゃにさつまいも、ナス、椎茸が形よく盛られてる。
さくさくと軽やかに揚げられた天ぷらは、どれもがとても美味しい。かぼちゃの甘みに、さつま芋のほくほく感、そして身厚のしっかりとした椎茸は食べ応え十分。どれもが素材の良さが引き出され、非常に満足な天ぷら。これはいいなぁ~
隣で食べていたお客さんの、「海老天丼」も、丼から食み出た海老天がとても美味しそう 。
そして・・・、頃合見てせいろが出される。
丸型の底下げの笊に盛られた蕎麦は、艶々と輝く丹精な細切りの蕎麦。
エッジのすんと立つ蕎麦は、一寸の乱れもない見事に揃った切幅。手繰り寄せると、ふわりと深く丸みのある穀物の香りが鼻腔をくすぐる。ん~、いい香り・・・
口に含むと、しっとりとした腰が心地よく、その滑らかな表面がするりと落ちるのど越しの良さ。二八蕎麦の良さたっぷりで、まっとうな江戸前蕎麦の旨さを堪能できるよう。むむ、ご主人、ますます腕を上げられた・・・?
しかも、こちらの汁がこれまたよく、それぞれの素材が一体となったまろやかな汁。そう濃くないので、たっぷり漬けて頂いても、蕎麦の風味を邪魔しない。これはいいなぁ~
タイミングよく出される蕎麦湯が、これまたうれしい、しっかりと白濁したクリーミィーなもの。この汁に注ぎいれ頂くと、すっかり心から満喫した思いに。
量もたっぷりのお蕎麦に、すっかり大満足~
他のお客さんも帰られたこともあって、少々お話などをさせて頂くご主人は、相変わらずイケメンの、爽やかな方。週末には、粗挽きの蕎麦も出したりなさっているそうで、是非、それも食べてみたいなぁ 。笑顔が素敵な、熱心なご主人。ますますがんばって欲しいと、改めて思ってしまう。
久々に訪れて、本当によかった・・・。
いろいろ魅力的なお料理も書かれていたのも、とっても気になるところだし、今度は、又ゆっくりと夜にでも訪れてみたい。
今日は、ご馳走さまでした~ 。
まずは、粗挽き蕎麦を食べに来なくちゃ♪
*お品書き
せいろ 650円、おかわり 550円、ぶっかけ小海老 950円、野菜天せいろ 1,050円、天せいろ 1,400円、かけ 650円、たぬき 750円、玉子とじ 800円、かきあげ 1,300円、鴨せいろ 1,300円、鴨カレー南蛮 1,400円、きのこカレー南蛮 1,200円、ゆばそば 1,400円など
あげなす 450円、板わさ 550円、だし巻き 600円、そばがき 800円、かきあげ 900円など多し
「手打そば むら季」
練馬区東大泉7-37-11
03-3923-4722
11:30~15:00 / 17:00~21:30
(土日祝)11:30~20:30(中休みなし)
木曜定休 店内禁煙
P2台
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沿線がこっちだったら、よかったのに~、なんて思ってしまってます。
今は、ぜひとも、週末限定の粗挽きに、焦がれてます(^^)
まがりさんも、渡辺さんに?(^^)。
トータルに見て、満足できるお店ですよね。
と言いつつ、こちらでの鴨せいろは、まだ頂いたことがないのですが・・・(^^;;
ランキング。
んー、どういうものなのでしょうねぇ~・・
先だって松本の友人が上京ひてきてたので
拙者も長野出身ではあるが
信州人も喜ぶお蕎麦を食べて頂こうと
新宿で待ち合わせだったので
渡邊で天婦羅と鴨南蛮&鴨せいろ
満足していただけて良かった
ランキングは天下の大新聞社が
うっかり軽い気持ちでやっちまったのだろう
信州には美味しい蕎麦も不味い蕎麦もある
何処の産地でも同じでしょ
いい加減なお店もありーの
真剣に蕎麦に限らずですが
取り組んでるお店もありーの
まあ、日本人は順位着けが好きですから
あんま気にしない方向で
こういうランキングみたいなのは、私もあまり好きではないんです・・・
→ yuka (05/23)
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→ chameleon_arms (05/23)
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