ふっと考えてみたら、去年は足を怪我したこともあって、一度も訪れてなかった・・・。
聞いたらわたしも途端に、食べたくなって、「行こう♪」と即決。

守谷のICを降り、ずんずんと向かう道沿いの景色は、さすがに雄大で広大。
こういう風景を目にすると、心までがすっと洗われていくような、清々しい気持ちになってくる。
やっぱり、自然はいいなぁ~・・・
丁度、昼過ぎ辺りに到着したお店は、どっしりと構えた姿そのまま。
お、今日もいっぱいに車が止まってる



旨いそばを求めて 「蕎楽」
ご主人の作られた石臼が置かれた入り口を横目に店内へ・・。
相変わらず、清潔感のある細かいところまで行き通った店内は、適度な賑わいがあって、心地よい。
なんとか空いていた席を選んで腰を下ろすと、すぐにこのお店の看板娘のお嬢さんが、お絞りを出してくださる。
いいなぁ~、やっぱりこのお店。
このお嬢さんの、やわらかな笑顔が何より心に優しい
出して下さった美味しい蕎麦茶を飲みながら、品書きを広げる。
今日はっ!やっぱり、初めて食べた時に感動した「彩美そば」を食べたい。
それと・・・と、眺めると、「春野菜の天ぷら」の文字。
こういう季節ものの限定品は、どうしても食べてみたくて・・、
「春野菜の天もり」をお願いすることに。 もちろん、彼は大盛で。
ほどなく出された「春野菜の天もり」はとてもきれい
久しぶりの「彩美そば」。
石臼で粗挽きにしてから精選して外一で打たれた、細切りの蕎麦。ほんのりと緑がかり、切り口のとても鮮やかな、切り幅もきれいに揃った見るからに丹精な蕎麦。
手繰り寄せると、草原を思わせるような清々しさのある蕎麦の風味が豊かに広がる。
かみ締めると、そのかみ締めた先からぐっと包み込むようなしっとりとした腰。
これが心地よく、かみ締め食べ進めると、これまた爽やかさを含んだ蕎麦のしみじみとした風味が、ふわりと喉元から鼻に抜けていく・・。
そのまま食べ進めると、穀物の持つ、優しい甘みがぐんぐんと広がっていく。
蕎麦って、こんなに甘みがあったんだなぁ、としみじみと感じさせられるよう。
んんん~、美味しい・・・
しかも、合わせる汁が又、すこぶる旨い。
表にでしゃばらないように作られた出汁が、根底にきちんと根ざした、甘辛のバランスのいいまろやかな辛汁。
そのままでも食べてしまいそうな蕎麦だが、この汁と合わさるとさらに甘さを引きだされるような、蕎麦との相性がとてもいい。
これはやっぱり、わざわざでも食べに来たい蕎麦だなぁ~
一方、「春野菜の天ぷら」も、これまた見事な一品。
個性のある春野菜のオンパレードの天ぷらは、ウドに、ふきのとう、わらび、ふき、春菊、スナップエンドウ、パプリカ。
薄めの衣でカラリと揚げられた天ぷらは、素のままの野菜以上に野菜の甘さや苦味がふわりと香り、とても楽しめる一品。
添えられたパウダー状の抹茶塩の質もよくって、これは・・・、お、お酒と共に非常に食べてみたくなってしまう~っっ
普通盛りでもたっぷりのお蕎麦だが、大盛は圧巻。
底上げのない笊に、こんもり小山に盛られてる~。これは食べ応えもありそう。
頃合を見て出される蕎麦は、白濁したややポタージュ仕立て。これが又また美味しくって、旨い汁を薄めつつ頂くと心から大満足。
二人だったから・・、今日もおかわりしてまで、蕎麦湯もたっぷり堪能
・・・と、覚えていて下さったようで、うれしい事にご主人が出てきてくださり、ちょっとお話など
お蕎麦を聞くと、今日のお蕎麦は奥久慈の契約農家で作られた蕎麦との事だが、この蕎麦がすごい。畑にわざわざ微生物を撒いて丁寧に作られた畑で栽培されたものだそう。
「甘さが違うでしょ」とおっしゃるように、確かにこれまで食べたものより、今日の蕎麦ははるかに甘さがあって、美味しかったなぁ~・・と、改めて納得しちゃう。
楽しそうに、蕎麦についてにこにこして語るご主人を見ていると、こちらまでがうれしくなってくる。食べる側とはいえ、こういう話はすごく楽しい。いいなぁ~、こういう一生懸命な姿って・・・
来てみて本当によかった・・。
蕎麦もとても満足できるものだった上、ご主人とお話できる機会まで持てて、なんだかとても充実したような気持ち。
最後に、「ありがとうございました~」と、丁寧に頭を下げておっしゃってくれた娘さんの姿が、又とても気持ちよくて・・
ご馳走様でした・・
又、来たいね、と二人で話しながら車に乗り込む。
さて・・・、ついでで計画してた「絹の湯」に行って、さらにふは~
*お品書き
もりそば(彩美又は全粒)750円、そば大盛 1,000円、十割そば 950円、鴨汁そば 1,200円、天もり 1,430円、ゆり根の掻き揚げ天もり 1,470円、かけそば 850円、小さなえびの天ぷらそば(温)1,490円、鴨南蛮 1,650円、けんちん 1,200円など
茎わさび醤油漬け 260円、蕎麦豆腐 500円、玉子焼き 680円、鴨のわさび和え 720円など
黒龍、八海山、武勇、徳正宗 650円~
旨いそばを求めて 「蕎楽」
茨城県猿島郡境町293-5
0280-81-1133
11:30~15:00 / 17:00~20:00
火曜定休
お店のHP 前回の訪問
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蕎楽さんの、石臼にかける情熱は熱いです!
私も、このところちょっとご無沙汰していはいますが、街蕎麦屋の風情とは逸して、素晴らしい蕎麦との記憶がありありと…。
又、ご家族で温かく運営しているのも心地よく、私は大好きなお店のひとつです。
茨城の蕎麦屋の代表するお店のひとつ、と思っています♪
いい玄蕎麦、それも栽培農家には中嶋農法での育成を求め、石臼研究家として石臼にも拘り、にこやかな人柄と違い、こと蕎麦には妥協を許さないなど、これはかなりの蕎麦店と思えます。
この、石臼についてですが、蕎麦屋さんで、目立てや清掃をおろそかにしているために、すこぶるいい玄蕎麦をつかっていても並にしかならない、腕のいい蕎麦屋さんでもそこまで注意が行き届かない・・・・と、桜川市は真壁町の柿沼製粉社長が注意喚起しています。※2006年6月の店長日記より。
それをみても、この蕎楽さんは、石臼もプロ!非常に高レベルな蕎麦屋さんではないかと思います!茨城の南でもこういう特Aランクのお店があるんですねぇ、驚きました。
やや場所的には不便ではありますが、こちらのお店いいですよね~(^^)。
大好きなお店のひとつです。
ご主人の熱心さも、娘さん心地のいい対応も、そして、こちらのお蕎麦。
また、行きたくなってきてしまいました。
この店も気になったので行ってきました。
そば粉を徹底的に管理してだけあって、
特に十割そばは、香り濃厚でした。
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