どうしようかな、とちょっと考えたあげく、一度行ってみたいと思っていた「川むら」を思い浮かべる。
確か・・、中休みナシだったはず。
・・・と、急遽2駅だけ移動して、日暮里へ。
すぐの日暮里の駅を、谷中方面の出口に向かうと、何やら改装工事中みたいで、ちょっと仮設っぽい雰囲気。ま、気にせず改札を抜け、ゆるい坂道を歩いたら、おおっと、驚くほど駅のすぐ近くに看板が見えてびっくり。

こんなに駅の近くだったんだ・・・。
アーケードの中に、ふっと見逃してしまいそうな、小さな間取りのお店。
でも、暖簾は老舗の貫禄を静かに漂わせていて、これだけでちょっと心が惹かれちゃう・・。
日暮里 「そば 川むら」
意外にも自動ドアの扉を開いて、中へ・・。
すでに3時を回った時分の店内は、すっかり寛いだような4人連れの一組のみ。
2列に並んで2人がけのテーブルと4人がけのテーブルが並ぶなか、どこに座ろう・・と、ちょっと迷っていると、とおっても気さくな奥様?が、「ここ、どうぞ 」と、奥のテーブル席を薦めてくださり、そこに落ちつくことに。
よくある町の蕎麦屋風でもあり、居酒屋の雰囲気もある落ち着いた雰囲気。朱色で統一されたテーブルが、かなり印象的だけど、座ったとたんにしっとりと落ち着いてしまう・・・
さてさて~と、ほおっとして店内をぐるっと見渡すと、す、すごい~・・・っ
こりゃ、飲むつもりなくっても、飲みたくなっちゃうよ、と思う程のお酒の品書きが垂れ下がっている。
しかも・・、珍しいお酒がずいぶんあるようで、これは、一杯くらい、頂いちゃおう~っと
あれこれと迷ってしまい・・、女将さんに「すごいですね~」と声をかけ、お勧めをお聞きする。
・・と、もう!これっきゃないとばかりに、薦めて下さったのが「喜楽長」の純米大吟醸、生酒。
なんでも、この生酒は、ここでだけのものらしい。・・ということは、ここ以外では飲めないということなので、そりゃあ飲ませて頂かないと♪と、いうことで、それをお願いすることに。
初めて飲む「喜楽長」。これが美味しい・・。さすがにお勧めだけあって、すっきりとして香りよく、ふくよかさのある滑らかな酒。うっとりしながら、ゆっくり頂きながら、さらに壁に貼られた品書きを見て楽しむ。
んんん~・・、食べてみたいと思ってしまうものが目白押し。
つまみの品々も魅力的ながら、小柱の掻き揚げやら、海老しんじょうそば、岩のりせいろなどなど・・。
でも♪、ここに来たらぜひ、食べてみたいと思っていた「牡蠣そば」。
抜きで・・と考えていたら、横に「牡蠣せいろ」まであるじゃないの
女将さんに、お酒の感想を述べつつ、「牡蠣せいろ」をお願いすると、「これが美味しいのよぉ~ 」と、又、楽しそうにおっしゃる。
これは・・、と、期待マンマン♪
で、程なくして出された、「牡蠣せいろそば」。
まずは、牡蠣を・・・と、牡蠣汁をすくうと、わあ♪と思わず言っちゃいそうなくらい、大振りなぷりっぷりの牡蠣が飛び込む。
香ばしそうに焼き色の付いた牡蠣は、これまでの中で一番?と思っちゃうくらい見事なもの。
ほくそえみながら、ほうばるとこれが・・すっごい♪
そのエキスの豊かな事ももちろんだけど、この締まったぷりぷり感。ジューシーでありながら、貝柱のしっかりとした歯ごたえがうれしく、もぉ~大満足
これが4つも入っていて、もう十分にお酒も楽しめちゃうというもの・・。
蕎麦はというと、かなり細めの切り幅の揃ったもの。手繰りよせるとほのかに蕎麦の香り・・
かなりの細さながら、ぴんっとした歯切れのいい腰のある蕎麦。ややくっつきやすいものの、蕎麦の風味もほのかに感じられ、これはこれで美味しいと思える。何よりも、上品な牡蠣汁との絡みがよくて、するするっと食べてしまえるもの。
この蕎麦だったら・・、温かい蕎麦でも美味しいかも、とも思われ、種物の種類が豊富なお店なだけに、あれもこれもと試してみたくなってきちゃう。
食べ応えたっぷりの濃厚な牡蠣に、するするっと頂ける蕎麦で、非常に満足至極♪
年季の入った湯桶からは、ナチュラルだが熱々の蕎麦湯が出され、それで頂く牡蠣汁が又、美味しい。すっかり汗ばんできそうなくらいに、ほっかほかになりつつお勘定を・・。
すっごい美味しかった♪と牡蠣そばを告げると、「そうでしょう♪、お客さんの中でも、毎年待ってくださる人もいるくらいなのよ」と。
本当に気さくで、親しみやすい女将さんで、こっちもとても気持ちのいい思い
ああ・・、今日来てみて本当によかったと思える。
しかもお聞きすると、「牡蠣蕎麦」は今月いっぱいくらいまでとのこと。よかった・・。
なんだか、とっても気持ちまで暖かくなってしまったような感じを抱き、次回はもっとゆっくりと訪れてみたいな、とも思ってしまう。
はぁ~・・
いいお店って、本当にいっぱい。。
ご馳走さまでした~
*お品書き
せいろ 500円、みちのくそば 900円、牡蠣蕎麦 1,300円、牡蠣せいろ 1,300円、鴨せいろ 1,000円、海老しんじょうそば 1,100円、舞茸そば 1,100円、天せいろ 1,300円、深川そば 1,000円、などなど盛りだくさん
お新香 400円、鴨くんせい 900円、玉子焼き 800円、小柱の掻き揚げ 1,000円等
お酒いっぱ~い 500円~
「そば 川むら」
荒川区 西日暮里3-2-1
03-3821-0730
11:30~20:00
木曜定休
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今でもやられているのかしら…。
ってことは、お酒も頂いたんでしょうね(^^)
次回は、一人ではなく、何人かで訪れたいお店です。
「つれづれ..」またまた辞書代わりに使わせてもらってます
かなり気に入りました
写真を撮らずに失敗しましたが...
そばも、ですが、牡蠣は最高でしたよ~。
お酒も(^^)
お蕎麦屋さんが二軒ほどありんす
いつもお腹が減ってないんですよ
通るとき
細切りのお蕎麦がんまそーですねぇ
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