ぽっかりと開いてしまった月曜日。 昨日とはうって変わってポカポカと陽気もいい。
これこそ、遠出日和 。
兼ねてから行きたい・・・と思っていたお店へと行ってみよう♪と、咄嗟に出向く。
拝島から五日市線に乗り換え、終点の「武蔵五日市駅」で下車。
地図を見ながら、このくらいなら歩けるだろう~と向かってみる。
駅前を通る桧原街道から、左に折れどんどん下っていくと、ふっと視界が開けたかのように、静かに流れる川に行き当たる。
まだまだ冬だというのに、のんびりと穏やかな風情は、近づく春をも思わせる。
気持ちいいなぁ~・・
川沿いをひたすら歩いていくと・・・
かわいらしい看板が見えてきて、その先に暖かさの感じる木で覆われた建物。
これだ・・・
自然の温もり感じるような建物で、
すでに心はわくわく♪。
「そば小屋 あをき」
小屋というには、素敵なアプローチ。
ずっと、来て見たいと思っていたお店は、のんびりと時間を遊ぶかのように、暖簾をなびかせている。
なるべくゆっくりと歩みながら、このわくわくするアプローチを進む。
先には、麻の暖簾がシックに掛けられ、そのセンスのよさは外からも伺えるよう。
周りをゆっくりと見渡して、おずおずとドアを押して中へ・・・。
開けるとすぐに、優しそうな奥様が出てきてくださり、スリッパを出して下さる。
靴をぬいで、スリッパに履き替えて、店内へ・・。
先客は、地元の方と伺える二人連れの女性客。
すっかり和み、語らっている姿もこの客間にふっと溶け込んでいるかのよう。
4人がけのテーブル席がひとつに、
窓に面して6人がけのテーブル席が2卓のすっきりとした空間。
その一番奥の席に、ランチョンマットを置かれ、
「どうぞ・・」と暖炉の横の席に通される。
ふっと見上げる高い天井には、ゆっくりと空調を動かすプロペラが回ってる・・。
腰を下ろしただけで、ふっと寛いでしまうこの雰囲気。
広い窓からは、自然たっぷりの庭が見渡せ、柔らかく差し込む日の光とても暖かい。
まるで、どこかの山の中腹のログハウスにでも座っているかのような気分・・・。
さてさて、何を頼もうか・・。品書きはとてもシンプルなもの。
この陽気の中歩いてきたので喉もカラカラだったので、ちょっと喉を潤したい。。
・・・と、とりあえずビールを。
ビールはラガーの中瓶で。
頼むとすぐに、お漬物とビスタチオが出される。
まずはっと、頂くビスタチオがビールによく合う~♪
そして、見るからに美味しそうな瑞々しいお漬物。
自家製と思われる、浅めに漬けられたもので、野菜本来の味わいが感じられ非常に美味しい
柿の入った白菜、しゃきしゃきとした大根、茄子に、きゅうりの漬物。
どれもが美味しく、日本酒を頼めばよかったかな・・などと、ちょっと思ったりも。
一緒に頼んだ「桜海老の掻き揚げ」も程なくして出され、これまた非常に美しい。
「これをまぶして頂いてくださいね」と、美味しい塩が添えられた「桜海老の掻き揚げ」は、衣感を感じさせない、とても軽い仕上がり。さくさくっと口で音を立てたかと思うと、次の瞬間にはふわりと溶けるようで、香ばしい桜海老の風味が一杯に広がる。
こりゃ、いいねぇ~~
添えられた野菜も珍しいもので、なんっと柿の天ぷらに、ヤーコン、山葵菜、ラッキョウの茎。
柿の天ぷらなんて初めての試みだったけど、これが・・・!おいっしいぃぃ~
ヤーコンはしっとりと甘く、山葵菜は独特の香ばしさがあり、ラッキョウはちょっとニンニクの風味のある、どれもこれもが美味しい天ぷら。
すっかり大満足♪
何よりも、ほっといてくれる心遣いもうれしい限り。
ゆっくりと残りのビールも飲み干し・・・、さて♪お蕎麦を。
こちらの蕎麦は、もりの他、辛味大根と、みぞれ豆腐ぶっかけのみ。
会津の蕎麦を生粉で打っているとのこと。
やっぱり・・、初めての今日は、「もりそば」でお願いする。
出されたお蕎麦は、笊に盛られほんのり緑がかったエッジの斬新な見事な細切りの蕎麦。
手繰りよせると蕎麦の香りがふわ~と漂う。
そのまま見つめると、透明な粒が見受けられ粗挽きの蕎麦が混じっている様子。
口に含むと、しっとりとした腰。水切れが悪いのではなく、とても瑞々しさのある蕎麦で、その潤った感じが、歯にしっとりと食い入るかのような感触でおもしろい。滑らかな口当たりで、かみ締めると蕎麦の風味がじわじわと感じてくる。
いいねぇ・・・
しかも、汁が又美味しい。
口に付ける前から、香ってくる鰹の香り。まろやかさのある、すっきりとした出汁の利いたもので、そのままでも飲みたくなるような汁。
薬味も又厳選されたものらしく、
ぴりっとくる山葵がいい。
丁寧に切られたネギと、
ちょっと変わった陶器の器に盛られた出される。
すっかり満足に、ペロリと頂いてしまい・・
頃合を持って出される蕎麦湯。
この湯桶も素朴ながら味わいがあるもの。
注ぐ蕎麦湯は、熱々でポタージュ仕立てのしっかりと白濁したもの。
旨い蕎麦汁をゆるめて頂くと、心からほっとする思い。
ああ・・・、いい時間だった、と心から大満足。
この、慌しい日常から切り離されたような、不思議な時間。
そして、上品で丁寧なもてなしの奥様の接客もうれしく、来てよかった・・と心から思う。
ご馳走さまでした~・・
ほんの、一時間ちょっとのトリップで、なんだか日常と離れたような時間をすごせた気分・・。
又、来たいな。
季節を変えて、出向いてみようか・・。
心の洗濯に、気持ちの展開に、ちょっとした日常からのトリップ。
さあってと、戻らなくちゃ。。明日から又、がんばろう。
それはそうと・・帰りは登り坂~
*お品書き
もりそば 750円、辛味大根そば、ぶっかけおぼろそば(豆腐)950円、
そばがき 650円、桜海老の掻揚げ 450円、やまめ焼枯らし 600円、やまめ煮びたし 650円
喜正六 600円、李伯 900円、ビール 500円、野草ワイン 400円
「そば小屋 あをき」
あきる野市五日市1177
042-596-4446
11:00~15:00
水・木曜(祭日営業)定休
P2台
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ぜひっ、買いに行って見ます(^^)
休みの日は午前中に行かないと売り切れてしまいます。早め早めが吉かと思います。
筋力つけて行ってきてくださいね。
きっと・・・
同じような空気が流れているのだろうな、と思っています。
んんん~・・、今度は、もっと筋力をつけて、セットで伺いたいです!
ずっと行ってみたかったけど、どうしてもここは、車では行きたくなくって、機会を見てました。
やっと、アシで行けたとですっ♪
桜海老、ウマウマ♡
ビールが小瓶だとうれしいのですが、次回はあの、おいしい漬物に、山女でお酒してみます♪
いい小春日和の一日になりました(^^)
土日が混んでるということで、ぢゃ、いつがいいのよ?!
という範囲で行くのです。
お酒を頼もうが頼むまいが、季節に応じた「突き出し」
が出るので、私はこれで軽くBルを空けてしまい・・・
次いでおSけに行ってしまうのだがね・・・
ロケーション抜群の当地、異次元(イジケン?)に
行っちゃうにはよいので。
今度は山女をお試しください。あ、桜海老も良かったでしょ?
(ヤーコンとかも)
秋川の眺めと合うのは夏、かな?
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