さすがに9月も後半に入ったからか、
慣用通り彼岸が近いからか、
あの猛暑もちょっと落ち着き…(とは言えまだ暑い)。
お昼は、通りがかった五日市街道の、
広々とした立川古民家園の一角に、
悠々と佇む古民家、久しぶりの「甚五郎」さん 。
立川 「利静庵 手打そば・うどん 甚五郎」
ガラガラと入った店内は、しっぽりとした空気が包む。
幾重にも梁が渡された高い天井の、
年月が積み重なった懐かしき昔の風景 。
丁度昼時、座卓の小上がりは埋まり、
通されたのは、カウンター仕立ての長テーブル。
すぐに出されたお水をすすり、
目の前の品書きから…、
彼は「ごまだれそば」に、
私は「おらがじるそば」に決め注文 。
頼むと程なく、届いたお盆には、
たっぷりと注がれた「おらが汁」に、
蕎麦は皿に直盛り、
見事に水切れされた瑞々しい細切り。
香りはやや穏やかながら、
心地のいいコシにふわっと軽やか、
ふんわりと甘みがあり、するするっと喉に落ち 、
浸した汁は豚バラに葱、茄子が炒め煮され、
濃すぎず、薄すぎずの汁が蕎麦に寄り添い、
ほろりとした豚肉、しゃきっとした葱、
絡めた蕎麦の旨さに、手繰る手が止まらな~い 。
一方彼の「ごまだれ蕎麦」は、
薬味に紫蘇と生姜が添えられ、
擦り胡麻とくるみで仕立てた汁は、
さらりとして円やか、甘すぎずすっきりとして、
冷や汁に蕎麦はきゅっと〆り、これ美味しい 。
決して少ない量ではない蕎麦を、
あっという間にふたりでぺろり。
さらりとした蕎麦湯を注ぎゆっくり頂いて…
ご馳走さまでした~
久しぶりに頂いたけど「甚五郎」さん、いいなー。
ちょっと気になった「梅おろし」も頂いてみたいな 。

「利静庵 手打そば・うどん 甚五郎」
立川市幸町5-53-1
042-537-0956
11:00~17:00(売り切じまい)
月曜・第三日曜定休
禁煙
P15台
2018年10月 8日 「つけ鳥玉そば」と「おらが汁そば」
2013年 5月13日 「ごったのら蕎麦」「胡麻汁うどん」
2011年 5月 1日 「田舎汁そば」と「肉ぶっかけうどん」
2008年 5月 8日 「ごまだれうどん」に、「田舎汁そば」
- 関連記事
-
- 立川 「利静庵 甚五郎」 「おらが汁そば」に「ごま汁そば」 (2023/09/22)
- 立川 「蕎麦懐石 無庵」 居るだけで憩う無庵の「天せいろ」 (2022/12/03)
- 西立川 「萱草庵」 野趣溢れる希少で貴重な「横田の小そば」 (2022/10/24)
- 砂川七番 「田堀」 木枯らしに「鴨汁せいろ」に「鴨南蛮」 (2022/10/22)
- 立川泉体育館 「やぶそば」 「親子丼定食」に蕎麦屋の「カツ丼」 (2022/07/23)
- 砂川七番 「田堀」 ふわさらほろの「とろろ」に「野菜天丼」 (2021/09/05)
- (番外)立川 「ほじなし」 「あかつき」改めラーメン店を新規オープン (2021/08/25)
- 立川 「無庵」 禁酒令前に「漬物」と「石臼碾きせいろ」 (2021/07/08)
- 立川若葉町 「おざき」 揚げ玉別盛り「冷やしたぬきそば」 (2021/07/04)
- 立川泉体育館 「やぶそば」 「かけそば」旨し「親子丼定食」 (2021/06/19)
- 立川 「無庵」 居てして寛ぐ極上の昼下がりに「石臼碾きせいろ」 (2021/02/02)
- 砂川七番 「田堀」 「おかめそば」に「カレー南蛮」 (2021/01/17)
- 立川 「掌庵 石はら」 立川に「石はら」の新店オープン (2020/12/14)
- 立川若葉町 「おざき」 「かき揚げ丼セット」に「牛トロ丼セット」 (2020/11/01)
- 砂川七番 「田堀」 夏限定「冷しとろろ」に「冷したぬき」 (2020/08/10)
→ yuka (11/25)
→ yuka (11/25)
→ yuka (11/25)
→ トマさん (11/20)
→ chameleon-arms (11/19)