今年も父の命日が巡り来て…、
取り合えずりんを病院に預け実家へ帰省。
向かう途中のお昼は、土浦北ICで降り、
どこまでも緑が続く、喉かな山道を走り抜け、
田畑の中に佇む、久しぶりの「恵比寿」さん 。
茨城 玉造町 「手打そば 恵比寿」
がらがらと引き戸を開き入ると、
思わず懐かしくなる、
時が止まったような昔の家屋の風情そのもの 。
ふすまを取り払った畳の座敷間が広がる中、
今日は、囲炉裏の大テーブルに腰を下ろし、
冷たいそばに温かいそばにうどん、
蕎麦は、玄挽きの「田舎」に、
ぬき実の「十割」の二種類あり、
さらに、お昼のお得な「サービス定食」 。
今日の気分は「田舎そば」、
しかも、卵はとびっきり美味しい卵、
ふたりで「田舎そば・卵かけご飯」の、C定食に決め注文。
頼み待ちながら壁を見上げると、
お米と蕎麦の産地の横に、
びっしりと書かれた蕎麦への拘り。
国内の玄蕎麦をその都度仕入れ、
石抜き、磨き、粒揃え、皮むき、すべて行い自家製粉 、
実はすごい店だったんだと、読んでいると…、
待つこと程なく、二つのお盆が到着。
笊に盛られた蕎麦は穀物感溢れる、
淡いグレーにざっくりとした切り口、
蕎麦の欠片が散る、薄く延された幅広の蕎麦 。
箸先からむわりと立つ、馥郁とした豊かな香り。
幅広でも重たさ皆無、
ざらりとした舌ざわりにもちもちとして、
香ばしさに、穀物の豊かな甘みで口いっぱい。
ん~、この「田舎」ほんっと美味しい~ 。
もり汁も円やかで、蕎麦にぴたりと寄り添い、
これ、毎日食べたくなっちゃう 。
あっという間に笊は空、
さらりとした蕎麦湯を注ぎ、続いてご飯。
ご飯の上に割り入れた玉子は、
ぷっくり盛り上がり、艶々色鮮やか 。
崩し絡めたご飯の美味しいこと。
濃厚なコクと旨味があり味が濃く、
他にはなにもいらない、これだけで十分~ 。
添えられた糠漬け胡瓜も美味しく、、
くぱくぱく完食、大満足。
ご馳走様でした~
ほっこりとする古民家で、温かいもてなしに、
地元の方々と手繰る蕎麦は又格別。
今度は又、「十割そば」も頂きに来よう 。

「手打そば 恵比壽」
茨城県行方市玉造甲6277-1
0299-55-3539
11:30-20:00
木曜休
P15台
2021年11月 6日 「つけけんちんそば」「ねぎ肉そば」「玉子かけご飯」
2015年12月13日 「玉子かけご飯セット」「十割そば」
2009年 7月19日 「卵かけご飯セット」に「十割もりそば」
2006年 5月 5日 「黒豚ソーセージ」、「十割そば」
2005年 6月 4日 「十割そば」
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