駅からせかせか歩いてきたら汗がじんわり。
通されたカウンターに並び、まずはビール。



フルーティなヴァイツェン酵母で醸した、
「ガージェリー・トゥースリー・ヴィート」
乾いた喉にビールが旨いっ



品書きは粋に版画に書かれ、
「わがまま蕎麦前」と「きまぐれせいろ」を 。



まずは、漬かり具合もぴたり、
瑞々しい「胡瓜と蕪の浅漬け」に、



「蕎麦の実と豆のハムサラダ」（これ美味しい ）。



続いて「気まぐれ酒肴の盛り合わせ」。

はっとする程甘いフルーツトマトに、
「出汁巻玉子」は、私好みのほんのり甘め。
カリカリ香ばしい「蕎麦チップ」に、
和歌山名産「扇かまぼこ」、これが美味しい 。



ビールを飲み干し、これにはお酒。
岐阜　「醴泉」　夏吟　特別吟醸山田錦



静岡　「磯自慢」　特別本醸造



さくっと揚がった「アスパラ天」で、
カウンター越しのご主人、御仁と、
しばしの蕎麦談義を楽しみ…、

いよいよお蕎麦、「きまぐれせいろ」 。



まずは、群馬県赤城の深山そば。　
電動石臼挽き＃40、ささっと軽く篩い。



ああ、なんて美しい…
光を放つかのような神々しさに、
うっすらと透ける蕎麦のホシ。
きりっとして淑やか、エレガントな甘みが広がり、



2枚目は、同じ蕎麦を、ぎゅうっとしっかり篩い。



これは面白い、同じ粉でありながら、
こっちは粗めの粒も落ち、穀物感たっぷり 。



3枚目　長崎県対馬産　手挽き　＃24



むわ～と広がる、豊かな香り。
つるっと滑らかな歯ざわりに、
まあるい甘みの後から、鼻に響く香ばしき余韻 。



4枚目、奥出雲横田の小そば　手挽き　＃24



うわ～、これ又なんて濃厚な香り 。
口いっぱいに広がる野性味ある芳ばしさに、
すっと喉落ちる儚さを感じていたら…、



5枚目は、同じ横田の平打ち蕎麦。



これはいい、やや幅広になっただけで、
噛みしめることで、味に旨味が深まる



さらに、6枚目は、同じ横田の太打ちそば。
これ又ミラクル、打ち方を変えただけで、
優し～い甘みを感じさせる 。



最後は種物、
「平打ち蕎麦のぶっかけ辛味おろしそば」



もちもち感の楽しさに、
きんっとした辛味大根が蕎麦の甘みを引きたて、
ん～、これすごく好きっ 。

あっという間に手繰った7枚を、
さらりとした蕎麦湯で余韻を楽しんで…

ご馳走様でした～

どれもこれも美しい、宝石のような7枚の蕎麦、
手繰る毎に見惚れ、感動の、
これとない至福の「きぬたや」ワールド 。

心まで澄んでいくのを感じながら…
又是非、伺わせて頂きます
。

Tweet

関連記事

• 国分寺　「きぬたや」　神々しき蕎麦5種に平打ちそばリレー (2023/10/14)
• 国分寺　「義蕎」　ぴちぴちの刺身に挽きたて手打ちそば (2023/08/28)
• 西国分寺　「潮」　奥深く滋味たっぷり限定「冷や汁そば」 (2023/08/10)
• 国分寺　「きぬたや」　「わがまま蕎麦前」に「きまぐれせいろ」 (2023/06/29)
• 西国分寺　「潮」　春の宵の蕎麦会席「蛤と芹の鍋」 (2023/03/09)
• 国分寺　「小春日和」　祝！開店　手造りお惣菜と手打そばの店 (2023/02/14)
• 西国分寺　「潮」　「平日限定ランチセット」で「カレー南蛮」 (2022/12/28)
• 西国分寺　「潮」　夏のお昼の「蕎麦会席」「胡麻汁そば」 (2022/06/16)
• 国分寺　「きぬたや」　粗さ異なる５種に横田の小蕎麦 (2022/03/10)
• 西国分寺　「潮」　冬の宵の蕎麦会席「クエと漬物の鍋」 (2022/01/22)
• 国分寺　「きぬたや」　心をも癒す美しき５種の蕎麦 (2021/10/05)
• 西国分寺　「潮」　夏の宵の蕎麦会席「雲丹と鮑のいちご煮鍋」 (2021/08/27)
• 西国分寺　「潮」　春の宵の蕎麦会席「山形牛と花山椒なべ」 (2021/04/24)
• 西国分寺　「潮」　「海鮮がんも」と料理人の「カレー南蛮」 (2021/01/14)
• 国分寺　「きぬたや」　輝く宝石７種の蕎麦 (2020/12/29)

スポンサーサイト