暖簾の裏の階段にはサーフボードが置かれ、



扉を開いた空間は、心地よく照明を落とし、
プロジェクターに映された海の景色に、
ところどころに置かれた南国のプランツ。



まるでそこはリーゾトのバー気分、
通されたテーブルで、早速ビールをぷは～ 。



添えて出されたお通しは「こごみのお浸し」、



嬉しくつまみ、手にした定番の品書きに、
ずらりと並ぶ「本日のお料理」。



どれもこれも美味しそ～う、
わいわいとあれこれ選び、いろいろ注文 。



まずは、小指ほど小さな、
「徳島産　鯵子（アジの幼魚）の炙り焼き」。
柔らかく、小さくても旨味たっぷり、
自家製マヨネーズも美味、これ止まらな～い 。



続いて、「大阪泉州産・水ナスの浅漬け」に、



「沖縄久米島産・島らっきょうの自家製藻塩漬け」



定番の「ポテトサラダ」は、
ダッタン蕎麦に燻製卵入りの大人のポテサラ 。



これらにたまらず、お酒にスイッチ。



岐阜　「小左衛門」　特別純米　信濃美山錦



「自家製の熱々な厚揚げ」は、
周りはかりっと香ばしく軽く、
ふっくらと大豆の風味豊か、これは美味しい 。



炒って甘味旨味が濃縮した、
「鹿児島産・そら豆の煎り焼き　藻塩添え」に、



びっくりする程蛸が柔らかい、
「北海道産・タコと黄ニラと新玉スライスのナムル」、



「鱧100％ちくわの磯部揚げ」に、



「福岡八女産・新たけのこ焼き そばの実入りふき味噌添え」
筍はもちろん、蕗味噌でお酒がススムー 。



静岡　「白隠正宗」　冴え返る夜　春限定酒



「徳島産・鱧カツ そば汁玉子とじ」は、



まだサク感を残す衣に、鱧はふっくら、
甘すぎない汁が抜群の酒の充て 。



「青唐辛子入りだし巻き玉子」は、
ぴりりっと辛い、く～キクーっ 。



大の好物の帆立、
「北海道産・ホタテと春野菜の塩辛バター炒め」は、
立派な貝柱に塩辛バターだなんて、
こりゃも～う悶絶、反則級の旨さ 、



山口　「雁木」　純米無濾過生原酒



最後は天ぷらも、
「新潟産・春の山菜の天ぷら盛り合わせ」。

どれもこれもほんっと美味しくて、
楽しい蕎麦前を頂いて…、



〆は全員揃って「せいろ」を注文 。
千葉県成田産　成田在来種



盛られた蕎麦は、以前より細く繊細、
ほのかな天皮が透ける美しさ 。



箸先からふわりと広がる香りよく、
以前のむちっとしっかりとした食感から、
淑やかさが加わり、はんなり軽やか。

手繰るごとに爽やかな甘みが広がり、
美味しいっ、蕎麦がぐっと美味しくなってる 。



それが何より嬉しく、あっという間。
とろりとしたポタージュ蕎麦湯を注ぎ、
もり汁の旨さを最後にしっかり味わって…、

ご馳走様でした～

バリエーション豊富なレベルの高いお料理に、
お蕎麦が好きなタイプに変わりそれが嬉しくて、
これは是非、移転前に又訪れよう 。

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