13時を過ぎた昼下がり、扉を開くとすぐ、
かわいい女将さんに通されて…、



腰を下ろしたテーブルには魅力的なお酒のリスト。



信州木曾の酒蔵を回ってきたそうで、
ビールの気分は一気に吹っ飛び、
見慣れない信州地酒に心そそられ、



あれこれ悩み選んだのは、
長野市篠ノ井　「積善」　純米吟醸



珍しい「ゼラニウム」酵母で醸したお酒。
すっきり爽やか、ふんわり旨味が広がり、これ美味しい 。



添えられた揚げ蕎麦をつまみつつ、
黒板書きの品書きを眺め、



充ては「山うどのきんぴら」を。
しゃきっと山独活独特の香りが弾け、
味付けもぴたり、これは旨いっ 。

こういう一品でお酒が飲める嬉しさに、
しばしゆるりと寛がせて頂いて…、



お蕎麦は何にしようかなと、



幾つも並ぶ品書きから、初夏は「ぶっかけ」 と、
初めて頂く「とろろ混ぜそば」を 。



おー、これは豪華っ 、
山葵を添えたとろろを囲んで、
刻み海苔に削り節、葱に揚げ玉までも。



まずは具をよけ手繰った蕎麦は、
瑞々しく角立ち、細かなホシが散り、
きりっと〆り喉越しよく、お蕎麦、美味しいっ 。



別に蕎麦猪口を添えてくれるのも嬉しい配慮、
そっと浸した蕎麦は又旨味が増し、
混ぜずにこのまま食べたくなっちゃう～ 。



何度か手繰り、ようやく汁を回しかけ…、



とろろと海苔を絡めて手繰ったり、
揚げ玉と葱を絡めて手繰ったり、
それぞれの具と絡め楽しみ…、



最後はががっと豪快に混ぜ手繰ると、
とろろに海苔、葱に揚げ玉のコクが加わり、
こりゃっ、反則級の旨さ 。



ずずっずずっと夢中で手繰り、
まだまだ残ったとろろを蕎麦猪口に盛り、
蕎麦湯を注ぐとこれが又美味しくて…、



すくいすくいきれいに完食～。

ご馳走様でした～

来るたびに蕎麦が美味しくなってるのも嬉しく、
来るたびに変わる信州地酒も楽しみ。
又ふらりと、寄らせて頂こうっと 。

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