店内を包む、緊張と期待と熱気の中、
まずは、今日の打ち手、5人のご挨拶。



大森町　「もりいろ」の土屋さん、
下北沢　「打心蕎庵」の北橋さん、
上町　「シカモア」の小川さん、
鴨川　「打墨庵加瀬」の加瀬さん、
そして、東十条　「一東庵」の吉川さん、



ビールで乾杯したところで早々に、



6産地をそれぞれ打たれた、お蕎麦のスタート 。



汁も各店オリジナルの汁が出され…、



一番手は「一東庵」、吉川さんの打つ
北海道蘭越　パームトピアのキタミツキ



ざらりとしてもちもち、すっと喉落ちる軽やかさに、
ふわっと鼻に抜ける香りの良さ、
口に広がる旨みに、ミルキーな甘みの余韻といい、
一枚目からも〜うウットリ。



続いて、これも「一東庵」吉川さんが打つ、
千葉県成田上野さんの、
成田秋そば　手刈り天日干し

むんむんと広がる日向を思わせる香り、
始めは爽やか、次第にじわじわと香ばしく、
食べてしまうのが惜しくなる〜 。



3枚目は、「打心蕎庵」北橋さんの打つ、
栃木県益子の鈴木製粉

手挽き粉を２割加えた、かなりの細切り。
しゅっとした躍動感のあるコシに、
清々しく青味のある味わい。



４枚目、「シカモア」小川さんの打つ、
茨城県笠間、小西さんの蕎麦。

極細ながらぷりっとして、喉越し軽快。
常陸秋ならではの、ストレートに広がる甘み。



５枚目、「打墨庵加瀬」さんの打つ、
長野県山形村神通川さんの、乗鞍在来種

やや太めに打たれた蕎麦はふっくらと香り、
枝豆に似た香ばしさに、
在来種ならではの力強さが感じられ…、



最後は、「もりいろ」土屋さんの打つ、
埼玉県三芳の「大地」

くくっと鼻に抜ける青味のある香りに、
噛みしめる毎にじわじわと甘く、
味わい深くとにかく甘みが豊か、ん〜美味しい 。



それぞれ汁の味わいも異なり、
そのままで、蕎麦湯をそそいで、
5種の汁の利き汁も楽しませて頂いて…



ようやく緊張もほぐれたところで、
各店から用意されたお酒に、



蕎麦前ならぬ、蕎麦後の酒肴 。



「シカモア」小川さんからの、
「白子の南蛮酢漬け」に、
「信州サーモンの塩麹漬けのとびっこ和え」。



さらに長皿に４品盛り合わせ。
北橋さんの「甘海老の醤油漬け」に、
加瀬さんの「鴨ロースト」、



「一東庵」吉川さんからは、
「湯葉添え蕎麦の実豆腐」に「蕎麦味噌」、



「もりいろ」土屋さんからは「鴨ささみ辛味和え」、
これで、「鍋島」「 蒼空」を頂き味わったところで、



これもすごい、6種の蕎麦がきが。
6種あったら全部と、４人でシェア 。



「もりいろ」土屋さんの、茨城県金砂郷。



「打墨庵加瀬」さんの「南房総」、



「シカモア」からは長崎五島の在来種



北橋さんの蘭越「キタミツキ」、



最後は「一東庵」の「三角そば」。
くぅ〜、これが甘〜い、まるで和菓子〜。

胸熱の蕎麦農家さんとお会いでき、
明るい蕎麦の未来をひしひしと感じながら、
今回も濃密濃厚な蕎麦会に。

吉川さん、そして皆さん、
ありがとうございました〜

第４回も楽しみに、又参加できますように 。

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