1時も回ろうとの時分の店内は、ほぼ満席状態の賑わいを見せる。
ちょっと気に入ったカウンタは埋まっていたので、なんとか空いていたテーブル席を取らせてもらう。
急遽連絡して、なんとなく話していた蕎麦友達が既に寛いでいて、顔を見たら、なんだかすごくうれしい。

さてさて～･･何にしようかな♪
と、一通り品書きに目を通したけど、やあっぱり♪
「ほろ酔い膳」で。
　
今日はお酒を、「丸真正宗」で。
アテには、ん？椎茸も混ざってる？の美味しい蕎麦味噌。


続いて目の前に置かれる「ほろ酔い膳」の品々。


「焼き味噌」に、選べる小鉢から、今回は「わさび芋」を･･。
改めて食べてみる、こちらの焼き味噌は本当に美味しい。これだけで、十分一合は飲めてしまいそう。
そして、初めての「わさび芋」。丁寧に擦り下ろされたのが伺える、舌触りのとても滑らかなとろろ芋。芋の臭みが全くなく、ふわふわととろとろと頂くのが楽しい。これって、ほんっとお酒に合うなぁ･･


ゆっくり、お酒とこのアテ、そして会話を楽しみ、そろそろ待ちかねていた「粗挽き十割」そばを頂く。

丸い笊に形よく盛られた蕎麦は、音威子府産の蕎麦で打たれた十割。


目の前に置かれた蕎麦は、やや太めで打たれた、色の濃い目のもの。粗挽きの文字通り、蕎麦の欠片が豪華に表面を多い、勢いを感じられるもの。


香りはやや大人しめだが、それでも優しく漂う。そして、くちに含むと、がっちりとした腰。
猛々しく野趣あふれた蕎麦でしっかりと蕎麦を食べているという実感を感じられる。



じっくりじっくりかみ締めていくと、柔らかな蕎麦の甘みが残り、これがいい。汁との辛みも不思議によく、こちらの「もりそば」の繊細さのある蕎麦とはまったく違う楽しみを感じられる。しかも、十割だが見事に繋がり、ぼそぼそとした感じは全くない。いい蕎麦だ･･。

うっすらと白濁した蕎麦湯で、しみじみと感慨ふけり･･、満足の蕎麦。
ああ、やっと食べられた～

すっかりゆっくり寛ぎ、今日もまたいいひと時を。
しかし･･、こちらのご主人も独学で、せいろに、変わり、粗挽きと打ち分け、それでいてお料理のセンスもいい。

今日もご馳走様でした～･･･
すっかりのんびりしてしまって、申し訳ありません～･･。Ｈ様ありがとうございました。

＊ほろ酔い膳 1,800円、土日限定粗挽き十割蕎麦 800円、


「手打蕎麦　水埜」

世田谷区経堂1-27-13　
03-5450-3141
11:30～14:30 / 17:30～20:30（土～21:30）
月曜・第3火曜休

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