一月もあっという間に半月が過ぎ、
今宵は楽しみにしてた、仲良し蕎麦友との新年会 。
品川駅から歩くこと10分余り、
大通りから隔てた静かな路地裏に、
ほっと明かりが灯る、5年ぶりの「しながわ翁」さん。
北品川 「手打そば しながわ翁」
がらがらがらと扉を入ると、
ほぼ満席に、穏やかで和やかに賑わう、
年季の入った蕎麦屋の風情が何とも心地いい 。
予約をしてたテーブルで、
二人が到着するのを待ちながら、
ビールを頂きぷは〜。
添えられた塩豆がビールにぴたり。
飲み始めたところで全員揃い、
「真澄」の熱燗で、改めて新年乾杯〜 。
お酒には又別のお通しが付くのも嬉しい、
「椎茸と昆布の佃煮」をつまみつつ、
程よく揃う「おつまみ」から、幾つか注文 。
頼むとすぐ出される「菜の花の煮びたし」に、
とろりとした自家製「生のり佃煮」、
そして、熱燗にはこれの、
ぐつぐつ湯が沸く「湯豆腐(鱈入り)」到着~ 。
タレも真ん中できちんと温められ、
はふはふっとほおばる豆腐に、熱燗が旨い 。
すっかり体も温まったところで、続いて冷酒を。
山形 「浦霞」の純米酒に、
栃木 「四季桜」 「花神」 本醸造
冷酒に合わせて、「わさびの醤油漬け」に、
蕎麦屋の定番「焼き味噌」 、
ふっくらジューシー、江戸前甘めの「玉子焼き」で、
「あたごの松」純米吟醸、「上喜元」純米酒と、
美味しく盃重ね…
そろそろお蕎麦をと、
二人は基本の「もりそば」に、
私はここでは初めての「鳥ざるそば」(小盛)を 。
蕎麦は笊にはらりと盛られ、
ぴしっと角立ち乱れなく断たれた
なんとも粋で凛々しい、見惚れる姿 。
すぅっと広がる香り、きりっと〆ったコシに、
すっと喉に流れる心地よさ。
喉元から広がる香りに爽やかな甘みといい、
ん〜、旨いっ
この蕎麦を浸した鳥汁が又極旨っ。
鳥出汁がしっかりと染みた熱々の汁に、
蕎麦は共鳴し風味が膨らむ。
幾つも沈んだ鶏肉もふっくらと柔らかく、
とろりとした葱と共に手繰っていたら、
あっという間に笊は空 。
さらりとした蕎麦湯を注いだ鳥汁が又美味しい。
ああ、しみじみといい店だなあ。
余韻に浸り、たっぷりと頂いて…
ご馳走様でした〜
流れる和やかな雰囲気も心地よく、
江戸の蕎麦屋の良さたっぷり。
ご無沙汰してたのを惜しむ程、是非又来よう 。

「手打ちそば しながわ翁」
品川区北品川1-8-14
03-3471-0967
11:30~14:30 / 17:30~21:00(水木金)
11:30~15:00(土・祝)
日曜・第2、4、5月曜休
禁煙
2017年11月16日 「湯豆腐」に「ざるもり」に「鶏南蛮」
2011年 9月15日 「しらすおろし」「ざるもり」
2005年10月20日 「ざるそば」
- 関連記事
-
- 荏原町 「ほかげ」 かけ蕎麦に染み入る「ランチ天ぷらそば」 (2023/02/02)
- 北品川 「しながわ翁」 熱燗と湯豆腐と「鳥ざるそば」 (2023/01/19)
- 荏原町 「桂庵」 街蕎麦屋の良さたっぷり「天ざるそば」 (2021/10/22)
- 戸越銀座 「蕎都」 利き酒三種に「野菜天せいろ」 (2021/10/12)
- 武蔵小山 「倉田」 見事に打ち分けられた「おまかせ三種」 (2021/09/16)
- 大崎広小路 「遊庵」 蕎麦の若葉入り緑爽やかなお蕎麦 (2020/02/03)
- 荏原町 「ほかげ」 心地のいい空間で美しき「天せいろ」 (2019/11/20)
- 大森 「布恒更科」 昼下がりの江戸の粋 「粗挽きそば」 (2017/11/28)
- 北品川 「しながわ翁」 これぞ蕎麦屋酒「ざるもり」に「鶏南蛮」 (2017/11/16)
- 荏原町 「ほかげ」 あいなめ天旨し「ランチ天せいろ」 (2016/11/16)
- 五反田 「倉一」 「鶏わさ」に「信玄鶏としめじのごま汁せいろ」 (2016/02/22)
- 五反田 「まほろば」 「ちりん」の姉妹店オープン (2015/09/24)
- 荏原町 「ほかげ」 後引く旨さ「和牛ときのこの温つけ汁蕎麦」 (2015/09/04)
- 旗の台 「百々亭」 どっぷり信州「戸隠そば」 (2015/08/27)
- 五反田 「倉一」 豆腐がミルキー 冷かけ「梅おろし」 (2015/08/07)
→ yuka (11/25)
→ yuka (11/25)
→ yuka (11/25)
→ トマさん (11/20)
→ chameleon-arms (11/19)