程よく照明を落とした店内で、
すらりとしたカウンターに３人並んで腰を下ろし、



寒いけど、まずはビールで乾杯〜 。



喉を潤わせつつ、
目の前に貼られた「定番の料理」に、



「今週の料理」に「天種」を眺め、
まずは「酒肴五種盛り」をそれぞれ頼み、



ビールを飲み干しお酒を。
神奈川　「残草蓬莱」　特別純米　しぼり立て



すすっていると程なく、
酒飲みの心くすぐる「酒肴五種盛合せ」 。

五種どころか六種盛られたお料理は、
味噌が円やかな「焼き味噌」に「菜花の昆布〆」。
青海苔入り「たたみいわし」に、
「練牡蠣」、自家製「からすみ」とたまらな〜い 。



さらに、鹿児島産の「ちいさい筍のコンフィ」。
指先程小さいけど、コリコリっとしっかり筍〜 。



宮城　「綿屋」　特別純米　「冬綿」



福岡　「旭菊 大地」　純米吟醸



追加で頼んだ「魚のあたたかい南蛮漬け」の、
今日のお魚は「目鯛」。



揚げたてのまださくっとした衣に、
さっとかけられた南蛮酢も柔らかく、
身離れよくふっくらとした目鯛が旨っ 。



これには燗酒、
三重　「天游琳」　特別純米　 限定瓶囲い



最後は天ぷらをおまかせで 。
蕪に、蓮根、芹は立派な根っこつき、
かりっと香ばしく牛蒡に似た滋味があり、
素揚げに近い薄衣の天ぷらが美味しい。



神奈川　「昇竜蓬莱」　特別純米酒



蕎麦はすべて手挽き、二産地の利き蕎麦に、



寒くなると「釜あげそば」が恋しくて、
もり（小）とかまあげ（小）の「定番のおまかせ」を 。



まずは「もり」から。
埼玉県三芳の秋の新そば。



むわむわと広がる豊穣な香りに、
ほのかなざらつきに、もちもちとした粘り、
ふっくらと芳ばしく、口に広がる甘みの余韻、
ん〜、ぞくぞくする程美味しい〜 。



続いて「かまあげ」、同じ三芳の秋新。
汁も合わせて温められ、



汁に浸ってもコシ全く変わらず、
むしろ粒感が際立ち、ふっくらもちもち。
温まって膨らむ甘みに、ほっこり幸せ心地〜 。

注がれた蕎麦湯をもり汁に移し、
余韻に浸りたっぷりと頂いて・・・

ご馳走様でした〜

どれもこれもきらりとセンスの光るお料理に、
来る度に磨かれていくお蕎麦。
多大なる可能性に、今度は「かけ」も頂こうっと 。

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