夕方の口開け一番乗り。
変わらない西田さんの優しい笑顔にほっと癒され、



置かれているお酒のリストを手にとり、



まずは熱燗、お薦めされたのは、
和歌山　「車坂」　純米酒

口当たり柔らかく、ふわりと広がる米の優しさ、
すする毎にじわじわと体中に暖が広がる。
熱燗ってほんっとスゴイ 。



すすりつつ、手書きされた季節の品書きを眺め、



迷わずまずは、「本日の盛り合わせ」 。



とろりと滑らかで優しい味わいの、
ほうれん草とにんじん、きくらげの「白和え」に、



「ぴり辛こんにゃく煮」に、
「レンコンと牛肉のきんぴら」（旨い！）。



酒の充てに絶好の「キビナゴ炙り」に、
タラコ好きに嬉しい「しらたきのタラコ和え」。



一つ一つ丁寧に仕込まれたお料理に、
ついつい熱燗をもう一本〜。
新潟　「鶴齢」　純米酒

ん〜、「鶴齢」の燗酒も美味しいなあ 。



これにお料理も追加、
お揚げ好き、「おつまみきつね」を 。



上品な甘辛の出汁がこっくりと染みた、
しっとりふっくらとしたお揚げに、
山葵を添え口に運ぶとこれが激旨っ 。



これは絶対、「きつね蕎麦」も美味しいに違いない。
なんて思っていたら、
温かいお蕎麦が食べたくなって…、



ここではまだ頂いてなかった、「玉子とじ蕎麦」を 。



うわあ〜、見ただけでもう美味しそ〜う 。
見るからにふわっふわの玉子が丼を覆い、



早速すすった汁は、透け透明。
淡い味わいの中からしっかり広がる鰹出汁に、
卵の円やかさが溶け優しさたっぷり。



蕎麦は汁に浸ってもコシ変わらず、
するるっと流れるように喉に落ち、
温まって膨らむ蕎麦の風味に箸が止まらない 。



しかも、このふわっふわの玉子、サイコー 。
蕎麦に絡め手繰る楽しさに、
黒七味をさっと散らすと、くっと引き締まり、
後はも〜う夢中で一気 。



気付いたら一滴残らず飲み干して、
体の芯までぽっかぽか。

ご馳走様でした〜

日だまりのような優しい笑顔の西田さん、
細やかな料理に蕎麦の旨さ。
いいなあ、近くにあったら通いたい〜 。

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