扉を入った店内は、表からの印象よりもずっと広く、
ゆったりとして明るく、わあっいいなあ 。



白壁に、白木のテーブルが並び、
明るくすっきりとしたモダンな空間。



入り口すぐには、ミツカの電動石臼に、
手挽き用の石臼も鎮座し 。

昼時の混雑も過ぎ、何人かが寛ぐ中、
空いていたテーブルに通されて…、



まずは、移転再開店の祝い酒 。





個性的で見るのも楽しいリストから、



地元埼玉のお酒、
花陽浴酒造の「藍の郷」を熱燗で。
口当たり優しくすっきりとして、これ美味しい 。



すすりつつ「一品料理」の品書きを眺め、



充てに頼んだのは「糠漬け盛り合わせ」。
胡瓜に蕪、大根に人参、浸かり具合もピタリ、
瑞々しく素材の甘みが広がり、熱燗に旨し 。

急な雨で冷えた体も熱燗で次第に暖まり…、



お蕎麦は、冷たいそばに、つけ汁そば、
温かいそばに、ご飯ものまで揃う中、
目に留まるのは「手挽き十割そば」。



さらに、「平日限定」のお得なセットもあり、
「出汁カレー」、気になるなあ。
っと、かき揚げ大好き、「海鮮かき揚げ」の文字に、



手挽き十割蕎麦で（+150円）、
「海鮮かき揚げ丼ランチ」をご飯少な目で 。



蕎麦は、北海道川上郡弟子屈町の、
秋の新そば「摩周そば」。



以前の蒸篭から笊に変わり、
はらりと盛られた蕎麦は、繊細な細切り。



すぅっと広がる、新そばらしい爽やかな香り。
手繰った蕎麦はところどころにホシが散り、
きちんとコシあり、ふわっと軽やか。

手挽きならでは、繊細な中にしっかりと感じる穀物感、
鼻に抜ける、フレッシュな香りといい、
ああ、いい蕎麦だなあ… 。



しかも、横には燻製塩が添えられ、
そっと添え手繰っると風味が引き立つ。

もちろん、鰹出汁芳醇なまろやかな汁も旨い。
添えられた山葵が又新鮮。
添え手繰っていたらあっという間に笊は空 。



頃見て出された蕎麦湯は程よく濃厚〜。
汁の旨さを改めて味わって…、



「海鮮かき揚げ丼」が又美味しそ〜う 。



さくっとした衣に、小海老に小柱がごろごろ、
さっとかけられた丼汁も旨い。
美味しくぱくぱく、きれいに完食〜。

ご馳走様でした〜

ゆったりとした空間に、昼は１５時まで営業。
蕎麦前がますます楽しくなりそうな雰囲気バッチリ。
改めて、おめでとうございます。
今度は、温かいお蕎麦も食べてみようっと 。

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