山田清水の「峠そば」を後にし向かったのは、
富山でも有数な蕎麦の産地、
八尾の「おわら風のそば」。
さすがにもう刈り取った後だけど、
段々と続く蕎麦畑を見せて頂いて…。
八尾といえば有名な祭り、
元禄時代から続く「おわら風の盆」。
今年は、コロナで2年ぶりに開催されたという、
八尾の街をぐるりとドライブ
坂と石畳の江戸時代から続く街並みに、
木彫刻の技を施した昔ながらの建物が並ぶ、
まるで映画のセットのような情調たっぷり。
ナカノさんが丁寧に祭りの様子を話して下さり、
いつか、来てみたいなあと思い馳せ… 、
小腹も空いてきた13時を回った昼下がり、
この旅の最後に楽しみにしていた、
八尾在来種を打つお店、「福籠」さん 。
…と、まさかの臨時休業〜 。
こればっかりは仕方なし、
女将さん、必ずやリベンジしに来ます!
時すでに2時を過ぎようとしてるけど、
帰る前にもう一軒行きたくて…、
この時間でも営業しているところと、
ナカノさんが急ぎ調べ案内して下ったのは
お昼は3時半まで営業、
富山市街、神通町に清楚に佇む、
富山市の人気店、「田村」さん 。
富山 「十割蕎麦 神通町 田村」
扉を入った店内は、わあ〜なんて素敵な空間 。
純白の壁に、吹き抜けの高い天井、
大きく取られた窓に、緑に溢れる中庭が広がり、
蕎麦屋らしからぬ、エレガントな店内。
昼時は行列ができるそうだけど、
さすがにこの時間すんなりと通された、
座り心地のいいテーブル席。
早速手にした品書きがすごい、
「最高級石臼挽き蕎麦粉使用」との、
6種類もの産地の蕎麦があり、
さらに、丁寧に挽き方、色合いの説明までも 。
6種あったら全部♪、と思ったら、
「すみません、信州と熊本、鳥海山は売り切れてしまいまして・・」
と申し訳なさそうに女将さん。
ならば迷わず、残っている3種を注文 。
その前に…、
この旅最後のお店だもん、ちょっと蕎麦前 。
富山 「苗加屋」 琳赤 純米吟醸
お通しのセロリのマリネも美味しく、
充ては、蓬と柚子の「生麩田楽」を。
かりっとく炙った生麩は、香ばしくもちもちふわふわ。
盛られた味噌も円やかで、これは美味しい 。
すすりつつ、これも丁寧に書かれた、
「おすすめの食べ方」を熟読していると、
「一枚づつお出ししますね」と、蕎麦猪口に薬味が置かれ
一枚目、北海道 キタワセ 玄挽き
ややっ……。こっ、これは……。
角は丸く、つるっつるっでむぎゅっと硬め、
手繰って確信し尋ねると、やはり…、
手打ちではなく、押し出し式の蕎麦だそう。
しかもキンッキンに冷やされていて、
残念ながら、香りも風味を感じられない 。
続いて、行ってきたばかりの、富山の山田清水。
こちらは、白めのぬき実の微粉で打たれ、
三枚目は越前福井、これもツルツル〜。
蕎麦湯は湯飲みで出され、
すっきりとした鰹出汁を美味しく頂いて・・・、
ご馳走様でした〜 。
ナカノさん、本当にお世話になりました。
越前おろしももっともっと食べたいし、
福井も富山も、絶対に又来よう 。

「十割蕎麦 神通町 田村」
富山県富山市神通町2-1-3
050-5456-7307
11:00~15:30
毎月10日・20日・30日・31日定休
禁煙 P有
お店のHP
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