都立大学駅を出れば程なくのビル、
ニューヨークコーナの2階にあった、
応援してた「存ぶん」さんが暖簾を下ろして早1年。
その後居抜きで新たなお店ができ、
今度はどんなお店かずっと気になっていたところ。
一度は早じまいで振られてのリベンジ、
遅くなったお昼時、ようやくの訪問 。
都立大学 「手打ち蕎麦 柿ノ木」
平日の午後2時、お好きなところにどうぞ〜と、
感じよく迎えてくれる花番さん。
店内は以前と全く変わらない、
スタイリッシュなコンクリ壁に天然木のテーブル、
大きな窓から景色が広がる、気持ちのいい空間 。
奥のテーブルに一人贅沢に腰を下ろし、
開いた品書きの幾つか並ぶ地酒に、
「蕎麦前」の文字が嬉しい「酒肴」を眺め、
今にも雨が降りそうな雲行きに空気が冷たく、
「菊姫」の熱燗一合に、
充てに頼んだのは「白菜漬け」。
見ただけで分かる、これは美味しいお漬物 。
しゃきっと瑞々しく、塩加減もぴたり。
美味しい白菜漬けで飲む熱燗、染みる〜 。
枝を伸ばし冬を超えようとする桜木の、
春、満開の桜を妄想しつつ、
ちびちびとすする熱燗で体を温め…、
初めてのお店、まずは「せいろ」、なんだけど、
「自家製辣油せいろ」がちょっと気になる。
なんと言っても、卵好き心をそそる「卵黄付き」 。
とは言え、辛いものはちと苦手、
尋ねると「そんな〜に辛くはないですよ」。
との花番さんの言葉を信じ、
気になるものは食べてみなきゃと決め注文 。
頼むと程なく、蒸篭に盛られた蕎麦に、
注がれた汁にはうっすらと辣油に浅葱が浮かび、
つやっつやっの卵黄別添え。
しかも、想像以上に蕎麦が美しい…。
自家製紛した抜き実の粉に玄挽き粉を混ぜ打たれた、
細かなホシ散る、ややグレーの細切り。
手繰った先からしっかりと広がる新そばらしい香り。
気持ちのいいコシにもちもち感もあり、
フレッシュな香ばしさにほのかな甘み広がる。
おっ、お蕎麦美味しいっ
何度かそのままの蕎麦を手繰り、
ようやく汁に潜らせると、確かに辛さマイルド、
自家製の辣油だからこその
胡麻油のコクに唐辛子の爽やかさが広がり、
これはアリアリ、蕎麦に合う 。
ここに卵黄を入れ崩し絡めると、
玉子の旨みと円やかさが加わり、これは旨っ 。
しっかりと卵を混ぜればこれも旨い。
お変わりしたくなる程、あっという間に笊は空。
ほんのり濁った蕎麦湯を注ぐとこれ又美味。
注ぎ注ぎたっぷりと頂いて…。
ご馳走様でした〜
今度のお店も期待できそう。
昼も夜も、手頃なコースもあるし、
誰かを誘って、お料理も色々頂いてみたいな 。

「手打ち蕎麦 柿ノ木」
目黒区中根1-6-1 2F
050-5571-1563
11:30~15:00 / 17:00=22:30
無休
禁煙
お店のHP
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