復活していた「京金」さんに、
1度目は蕎麦売りきれ、2度目は臨時休業と、
続けて2度ふられたまま。
今日こそはっと、3度目の正直リベンジ。
今は「十七」さんが引き継ぐお店の横に、
そっと置かれた品書き案内 。
奥のエレベーターで6階に上ればもうすぐ、
良かった〜、今日は「営業中」の札が置かれてる。
ようやく訪れる事が 。
森下 「手打そば 京金」
開け放された扉から、温かく迎えてくれる女将さん。
通されたのは、住宅を兼ねた空間に、
テーブルが置かれた上品な和の空間 。
腰を下ろし、品書きを手にすると、
冷たい蕎麦に、温かい蕎麦、
さらに、3品の料理がつくAセットがあり、
単品の料理に幾つかのお酒。
10年以上ぶり、しかもやっと入れ今日、
「せいろ」をAセットで、「伯楽星」を添え注文 。
「お蕎麦はちょっと後にお出ししますね」と、
置かれた「伯楽星」はすっきり、昼酒にぴたり。
続いて、セットのお料理が目の前に。
まず頂いた「ごま豆腐」は、箸を入れてびっくり、
柔らかなお餅のようにもちもち、
とろりと蕩け、胡麻の柔らかな甘みが広がる。
トッピングの海老がぷりっと甘く、美味しいっ 。
胡瓜に大根のお新香もきちんと美味しく、
「まぐろと蕎麦飯の山かけ」は、
ふっくらとした蕎麦飯に、
粘りのしっかりとした山芋に山葵がフレッシュ、
中トロに近い鮪と、間違いない旨さ 。
・・・と、ほおばっていると、もう一品。
湯気立つ熱々の「鴨の治部煮」。
二切れ盛られた厚切りの鴨は柔らかく、
しゃきっとしたサヤエンドウ、とろりと蕩ける里芋、
さらになんと鮑までっ、これが旨っ 。
もちもちの生麩に、巻き湯葉と、
食べ応えもあり、充分すぎる酒の充て。
これでお酒を飲み干して…
お声かければ程なく、
笊に4つ山に盛られた「せいろ」が到着。
蕎麦は、やや平打ちぎみの、甘皮が透ける細切り。
香りは穏やかながら、きりっとしたコシに喉越しよく、
出汁円やかな汁が美味、
浸し手繰る蕎麦が旨い 。
盛りもたっぷり、全部食べたらお腹もいっぱ〜い。
さらさらとした蕎麦湯を最後にゆっくりと頂いて…
上品で丁寧な奥様のもてなしに、
「又いらして下さいね」の言葉が嬉しく、
10年以上ぶりの「京金」さんに胸いっぱい。
ご馳走様でした〜
是非又、昔好きだった「田舎そば」を頂きに来よう 。

「石臼挽き手打ち蕎麦 京金」
江東区 森下2-18-2 6F
03-3632-8959
11:00-14:00(売り切れしまい)
月〜木曜定休
禁煙
2010年10月 8日 「焼き味噌」「田舎そば」
2005年 2月23日 「田舎そば」
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