今日も抜けるような青空広がる中、
松本を後にし、再び電車に揺られて長坂へ。
目指すは、安曇野に続き翁詣、「山梨 長坂 翁」。
駅から、炎天下の中歩くこと30分。
暑さと上り坂にへとへとになったところに…、
ふっと木々の間に置かれた「翁」の看板。
蕎麦好きなら1度は行きたい「長坂翁」。
ようやく、ようやく伺うことが…
疲れも忘れ、看板の裏の石畳を伝うと、
ヨーロッパ山荘風のお店が目の前に 。
長坂 「山梨 長坂 翁」
暖簾を潜った店内は、どの窓からも緑が飛び込む、
解放感溢れた、広々としたフロア。
汗をぬぐい、通されたテーブルで、
まずはたまらず、ビールをぷは〜 、
ようやく落ち着き、手にした品書きは、
ここも「翁」ならではシンプル 。
その中に、山梨の地酒「青煌」があり…、
ビールを飲み干し、
頼んだ「青煌」には、「昆布煮」が添えられ、
充てに頼んだ「焼き味噌」は、
滑らかでふんわりと甘みがあり、美味しい 。
途中で季節の品書きを見つけ、
頼んだ「八ケ岳わらび」がしみじみと旨い 。
お酒もお代わり。
長野 「大雪渓」 季節限定純米酒
窓から入ってくる風は澄み清らか、
時折聞こえてくる愛らしい鳥のさえずりと…、
はぁ〜、なんて気持ちいいだろう 。
歩いてきた疲れもすっかり忘れ…
初訪問の私は迷わず「ざるそば」を 。
笊にはらりと盛られた蕎麦は、ぴしっと角が立ち、
うっすらと緑がかり艶々と輝きを放つ、
思わず背すじが伸びる美しさ 。
箸先から広がる豊かな香りにうっとり、
きりっと〆った気持のいいコシに、
枝豆に似たふっくらとした香ばしさに甘み。
喉落ちて尚、その余韻が続く。
こ、これは美味しい…
しかも、添えられた薬味も美しい。
爽快な辛味大根に、瑞々しい山葵、
これを添え手繰っていたらあっという間。
翁マニアの二人は、季節の「青さ海苔つけそば」。
大きな器にたっぷりと青さが盛られ、
そこに汁をかけて頂くよう。
私もちょっぴり「青さのり汁」を頂いて、
これが又美味しく拍車がかかり・・・、
「かけそば」も追加で注文〜。
琥珀の汁に蕎麦、そこに削り節がふわりと舞う、
なんて美しい、芸術的景色 。
早速啜った汁は、ふわっと広がる豊潤な鰹出汁、
すっきりとして奥行深い汁の旨さに、
思わず目を閉じ、はぁ〜 。
蕎麦は汁の中でもしっかりと腰があり、
汁をまとって、ふっくらとした甘みを放つ。
さすがっ、「長坂翁」。
「ざるそば」も「かけそば」も、心に響く旨さ 。
一方その横で、
友人は「田舎そば」の「かけそば」追加。
ちょっと頂いた田舎蕎麦は、安曇野よりも太めでしっかり。
この蕎麦にかけ蕎麦が又旨い。
思っていた以上の美味しさに、
感動感激、感無量〜。
ご馳走様でした〜
緑の中で、こんな蕎麦が頂ける、
思った以上の感動に包まれて…
濃密濃厚、充実した3日間。
余韻に包まれ、電車に揺られ東京へ。
「山梨 長坂 翁」
山梨県北杜市長坂町中丸2205
0551-32-5405
11:00~15:00
禁煙
P有
お店のHP
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