「菊谷」さんが紹介して知ったのは2019年。
行きたいなーと思っている間にコロナが始まり、
ずっと心に残ったまま早3年。
当時やっていたランチは今はやめ、、
平日は夜のみだそうで…、
初夏の心地のいい夕暮れに、ようやくの訪問〜 。
巣鴨 「食堂 あさぬま」
とげぬき地蔵の細い路地裏の夕闇に、
赤い暖簾に格子扉から灯りが零れる、
小料理屋を思わせる佇まい。
入った店内は、厨房に面したカウンターに、
テーブル一卓の、温かみのある小さな空間。
我々3人、テーブルに通して頂き、
まずはビール、赤★ラガーで乾杯〜。
単品の品もあるようだけど、
今日頂くのは、お薦めされた「満足コース」(6,050円) 。
まずは先付、「烏賊と山菜の木の芽和え」。
ふっくらとしたモンゴウ烏賊に、
浜大根に独活にこごみ。
ふわりと山椒が香る繊細な味わいに…、
早速お酒、壁に貼られたリストから、
愛知 「星泉」 純米吟醸 うすにごり
続いて、「焼き茄子と蛸のさっと煮」。
とろりと蕩ける茄子に、
歯ごたえを残した蛸は、噛む毎に旨い。
愛知 「奥」 純米吟醸生 うすにごり
天ぷらは嬉しい山菜。
タラの芽にコシアブラにアスパラ、
かりかりっとした衣が香ばしく、
下には嬉しい、イサキまで 、
ほこほこっと身が零れるイサキが旨い 。
富山 「立山」 本醸造
お刺身も美しく盛り付けされた、
脂の乗った鰆に、蕩けるようなノグロ炙り、
新鮮な鯵に赤貝とレベルの高いお刺身。
茨城 「百歳」 辛口純米
焼き物は、山椒が散らされた「鰆の塩焼き」。
焼かれた鰆はふっくらしっとり、脂がじわり。
塩加減も絶妙、木の葉型の新生姜が素敵。
福岡 「榮」 特別純米
最後は「ギタロウ軍鶏とクレソンの小鍋」。
澄んだ汁には軍鶏の旨みがじっくりと染み、
飲んだあとの体にたまらない。
啜る毎に、はぁ〜…、
噛む毎に旨みが広がる軍鶏と、きれいに飲み干して…
そして、いよいよ楽しみなお蕎麦 、
極細繊細に断たれた、
栃木県益子産 常陸秋そば
手繰った途端に広がる、ふっくらとした豊かな香り。
優しいコシに喉越しよく、するすると喉に落ち、
昆布がしっかりと利いた料理人ならではの汁で、
あっという間に笊は空に。
さらさらと蕎麦湯を注いだ汁が美味しく、
最後にたっぷりと頂いて…
ご馳走様でした〜
小粋な料理に、飲んだ後に心地のいいお蕎麦。
ランチも再開してくれるといいなあ 。

「食堂 あさぬま」
豊島区巣鴨3-38-4 第三塚本荘 1号
03-6314-9038
17:30〜22:00
土日 12:00~14:00 / 17:30〜22:00
水曜定休
禁煙
お店のHP
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