そろそろ2時になろうとする時間でも、
扉を開き入った店内は何人もの客が集う、
地元にしっかりと根差した人気店 。
空いていた大テーブルに並んで座り、
お茶をすすり開いた品書きから、
私は、初めての「合いせいろ」に、
彼は「若鳥そば」に決め注文。
帰る人あれば、又次々に訪れてくる、
その流れも心地よく、
程なく目の前に届いた二つのお盆 。
蕎麦はもちろん、うどんも手打ち。
薬味に海苔に、それぞれの汁が置かれ、
蕎麦は、ざっくりと断たれた表面に、
穀物感を感じる端正な細切り。
心地のいいコシにほのかにざらりと口肌をなで、
するするっと流れる喉越し、
粋で軽やか、手繰るのが気持ちいい 。
添えられた汁は多摩地区では珍しい、
やぶ系のしっかりとした濃いめで円やか。
海苔に山葵を添え手繰ると、これが旨い
続いて、艶々と純白に輝くうどんが美しい 。
しっかりとコシはあるけど、つるるんっと喉越しよく、
讃岐とも、武蔵野うどんとも違う、
白魚の如き、氷見うどんに似た食感。
ん〜美味しいっ、これ私好き 。
そば汁よりやや甘みを控えた汁に、
生姜を添えるとこれがうどんにぴたり。
一方、彼の前には「若どりそば」。
注がれた汁は、鶏の出汁が品よく染み、
すっきりとして優しい味わい。
この汁に浸って、ほろりとした蕎麦もいい 。
後は二人で無言で一気。
ほんのり濁った蕎麦湯をゆっくりと頂いて…
ご馳走さまでした〜
「いしもり」さん、蕎麦はもちろん、うどんもいいな〜。
冬になったら、「鍋焼きうどん」食べてみようかな 。

「手打そば處 いしもり」
調布市布田4-31-5
042-487-3911
11:00~15:00 / 17:00~20:00
火曜、第4月曜定休
禁煙
P8台
2021年 3月28日 「きのこおろしそば」「合いもり」
2021年 9月 6日 「とろろそば」「ざるそば」
2019年11月17日 調布の隠れた老舗で「きのこせいろ」に「若鳥うどん」
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