お昼にしか伺ったことしかなくて、一度とっても訪れてみたかったので。
小平の駅北口を降りて歩き、既に真っ暗な東京道沿い。
ぽっとした明かりが、暖かい・・。
「手打ちそば 吟」
テーブル席が4つだけの、ほんとに小じんまりとした空間。でもいつも、ここはシンプルながらとてもセンスよく飾りつけがされている。夜はまた、しっとりとした空気が増し、非常にゆったりと寛げる。
先に着いて、やりだしていた友人のお酒を一緒に頂く。
ガラスの徳利にたっぷり。
山口の「貴」。
お通しは、柔らかく炊かれた旨味のある切り昆布の佃煮。
品書きを広げ、あれこれ見ると、どれもとてもリーズナルなのに驚く。
頼んでみたのは「山葵花芽の辛味大根和え」。
山葵菜の味わいに、ぴりっとした辛味大根が非常にいいアクセント。これはかなり美味しい!お酒にもってこいの一品。
ずっと食べてみたかった「帆立の醤油焼き」。
醤油味が香ばしくさっと炙ったかのような、実のほっくりとした帆立。
それに添えられた、厚切りの蒲鉾も共に焼かれていて、帆立以上?くらいに旨い。
お酒のお変わりに、「参酒」を。
ご主人選択の三種のお酒がグラスにたっぷり。
「豊盃」「佐久の花」「醸し人九平次」
丁寧に銘柄が書かれて出される心遣いがうれしい。
これで700円?
いやぁ、いい店だ~っ
ふと気づくと、すでに満席。一人で訪れている方ばかりだけど、それぞれにほっと寛いでる様子。
この狭い、適度な空間が一人でもなんだかとても安心できるものであるからだろう。そして、ゆっくりと落ちてくるような、柔らかく包んでくれるような懐かしいような優しい空気。
しっとりと寛げ、居心地のよさを感じられる。夜はまた格別・・・。
我々もちびちび楽しんでいると、「豆腐のかき玉仕立て」(小)も届く。
わをっ美味しそう~♪。小とはいえ、小丼にたっぷり。絹ごしの豆腐がたっぷりとあんかけ状のかき卵でとじてあるもの。れんげですくうと、びっくりするくらいたっぷりの貝柱が入ってる。
優しく上品な味加減。ふわりとした卵に、ころころと小柱。いやぁ、これは絶品。
一人でだったら、これだけで十分お腹いっぱいになりそう。
さらに、サービスで天ぷらまで。。
カラリと揚げられた海老2本!。
ご主人ありがとうございました~
すっかり、満足のお料理ばかりに、そろそろお蕎麦を。
さてさてと、再び品書きを広げると、
「季節の蕎麦」が出てる。
ん~ 「牡蠣蕎麦」が気になるぅ~。
でも、新そばとのこと。
これは次回にしようっと。
・・・で頼んだのは、食べてみたかった「木の子せいろ」。
長方形の箱蒸篭に、薄いグレーの細切りの蕎麦。角に張りのある丹精な蕎麦は盛りもたっぷり。
まずは蕎麦だけで、手繰り口元に寄せると、ふわりと蕎麦の香り。うんうん、いいねぇ♪
口に含むと、心地よい腰が歯にあたり、かみ締めるとじわりと蕎麦の風味が広がる。外イチで打たれた美味しい蕎麦。本当にこちらの蕎麦は、日々美味しくなっているように思う。
そして、熱々の「木の子汁」。一口飲んでみると、上品な鰹出汁に加え、木ノ子類の出汁が染み出た美味しい汁。
立派な椎茸に、さまざまな種類の木ノ子がたっぷりと入ったもので、蕎麦に絡めて食べると、これが又美味しい。鴨汁とはまた違った、すっきりとしていながらこくのある汁で、これもいいなぁ。
しかし、いやぁ、さすがにお腹いっぱ~い 。
蕎麦湯は、熱々のとろみがつきすぎないが、十分に白濁したポタージュ仕立て。
きのこ汁を薄めつつ頂くと、ほんっとに大満足。
お聞きすると、蕎麦は北海道と茨城(常陸秋蕎麦)のブレンドした新そばとのこと。来週あたりから、茨城一本になるそうで、さらに楽しみ。
すっか~り大満足で、ほかほかの夕べ。
向かう時には、小寒く感じていたのに、店を出ても寒さを感じない。
やっぱり、冬はお酒の季節♪
ご主人、今日も本当にご馳走さまでした~
いやぁ、いい店だ。。
S様、おつきあい下さりありがとうございました
*お品書き
もりそば 800円、天せいろ 1,500円、鴨せいろ 1,400円、木の子せいろ 900円、
卵とじ 700円、あんかけ900円、霙そば 1,000円、納豆そば 1,000円
山葵花芽の辛味大根和え 400円、帆立の醤油焼き 450円、豆腐のかき玉仕立て(大)800円、(小)500円、など料理各種 300円~
佐久の花、豊盃、篠峯、貴、醸し人九平次、神亀、東一、鶴齢、奥播磨、天法、鷹勇、開運、竹鶴、るみ子の酒 500円~600円
「手打そば 吟」
東京都小平市美園町2-9-7
042-344-7732
11:00-15:00 / 18:00-21:00
月曜休
駐車場2台
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「悟空」さん・・
そういえば、ちょっとご無沙汰しちゃいました。
ご主人に会いに・・じゃない(笑)、青森のお蕎麦を食べに行かなくてはですね。
行きたい~と思うお店は、私もやっぱり同じです。
いっぱいあって、時間と体がついて行きません。
(乗り換えがなければいいのに、なぁ~・・・)
こちらで飲むの、すごくよかったです。
ぜひ!
鴨せいろも美味しそうですね。
選べるというのが贅沢な気がしてます。
流石、です。(「貴」が好きだったりして)
うかがいたいですね、近々。(そういうの
けっこうあるな~)
全然ついて行けない・・・
あ、本日一橋学園の「悟空」さんで、
「青森十和田の~わせ」をいただきました。
薄緑がかった歯ざわりのやや強い打ち加減で
薫り高く(プンプン)、甘みのあるお薦めモノ。
ただし、向こう1週間限定かも?
たまには覗いてください?
暖簾も白から紺に・・・
よいお蕎麦においしい肴、そして美味しいお酒。
うーん、最高ですね^^
ぜひぜひ、基本の近所を探索してみてください。
きっと、おおっという発見があるかも・・。
おもしろいお店があったら、是非、教えてくださいませ。
以前は近所ではないが
定期の途中の二子玉川駅構内に
いい蕎麦屋があって
って立ち食いではないのですよ
ちゃんとした蕎麦屋
もう店名は忘れてしまたが
そこでおつまみと日本酒飲んで
盛り食べてまた電車に乗って帰るのが
楽しみだったのだが
数年前閉じてしまい今その場所は本屋
かっふん
もうちょっと家の近くので
気にはしてる蕎麦屋はあるのだが
あんまり小奇麗にしてないの
う~んいまいち感漂うな~
ってことでまだ入ってなかったり
実は近所が一番開拓されてなかったりするので
一度近所を入念に散策するかな
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