桜に変わってハナミズキが街を彩る、
季節の移ろいを感じながら…、
袖をまくり、築地でのお昼は、
ここ何度か振られてた「布恒更科」にリベンジ。
よかった〜、今日は「商い中」の札がかかってる 。
築地 「築地 布恒更科」
そろそろ2時になろうとする時間。
お茶を出してくれながら、
「すみません、ラストオーダー14時なんです」
と申し訳なさそうに女将さん。
コロナで、厨房をご主人一人で切り盛りするようになり、
品書きも、営業時間も短縮しているのだそう。
確かに、もしかしたらと期待してた、
「すだちの冷かけ」も「鯵の冷汁」もまだなく、
…ならば、初夏の陽気にはぶっかけ蕎麦、
「冷やしたぬき」を注文〜 。
おーっ、なんて豪華な「冷やしたぬき」 。
揚げ玉ではなく、竹輪の磯部揚げに、
薄焼き卵、ふわっと盛られた生海苔が。
しかも、とっくりにもり汁、そば猪口が添えられ、
薬味には、葱に大根おろし、山葵がたっぷり。
さっそくほおばった、竹輪天が旨いっ 。
さすが、天ぷらの美味しい布恒さんの竹輪天、
これをつまみにしたい程。
たっぷりの具の下に盛られた蕎麦は、
鋭利に角立つ凛々しい細切り。
もちもちとしたしっかりとしたコシがたまらない。
そば猪口で頂けるのも嬉しい采配、
たまり醤油仕立てのもり汁が懐かしく、
そっと浸した蕎麦を何度も味わい…、
ようやく、大根おろしを乗せ、汁を回しかけ、
ざくざくと混ぜ手繰る蕎麦は、一味違う旨さ。
汁が絡んだ竹輪と絡めた蕎麦の旨さに、
ひらひらの玉子が絶好絶妙〜 。
しかも竹輪の下には、アスパラのバラ天まで。
汁がかかったアスパラが甘いっ、
たぬきを越えた、豪華なぶっかけ 。
頃見て出された蕎麦湯はほんのり濁り、
丼に残った汁に注ぎきれいに飲み干し、
猪口にとった汁で、又ゆっくりと頂いて…
ご馳走様でした〜
営業時間が短くなったのは残念だけど、
やっていてくれているのは嬉しい。
今度は早く終わった時に、蕎麦前も楽しみたいな 。

「築地 布恒更科」
中央区築地2-15-20
03-3545-8170
11:00-14:00LO 17:00-21:00
(土曜日は15:00まで)
日祝休
禁煙
2021年 7月26日 「鯵の冷汁そば」
2018年 1月28日 糠漬けで熱燗「辛味おろしそば」
2017年 7月19日 滋養満点、旨さ満点「鯵の冷汁そば」
2016年 9月26日 、「ささみとみょうがの梅和え」「鶏ごぼう汁」
2014年 6月22日 さすが「布恒」の「冷したぬき」
2013年 8月 5日 涼味 「鯵の冷や汁」そば
2010年 7月15日 「冷しすだち」
2008年 7月14日 「冷やしすだちそば」
2008年 4月23日 「辛味おろしそば」
2006年11月 1日 新そばを「生粉打ち蕎麦」
2006年 5月13日 「たまごとじそば」
2005年10月 8日 「栗切りそば」
2005年 9月29日 新そばで「もりそば」
2005年 5月13日 「生粉打ちそば」
2005年 4月11日 築地に新店 「もりそば」
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