既に２時を回った昼下がり。
入った店内はまだまだほぼ満席に賑わう中、



なんとか空いていたテーブルに腰を下ろし、
まずは蕎麦前。
福島県会津　「国権」の熱燗一合



添えられたお通し、「山葵茎の醤油漬け」に、
充ては、「お新香」（ハーフ）。

新生姜の甘酢漬けに、ハヤトウリの味噌漬け、
浸かり具合ぴたり！の、
大根に胡瓜の糠漬けが感動的に美味しい 。



さらにオレンジ白菜の浅漬けが又絶品

熱燗を美味しいお新香で頂く幸せに、
一人静かにゆるりと憩い・・・、



「季節の品書き」には、
「牡蠣天」に「牡蠣そば」、「きのこそば」、
さらに「鍋焼き」「蕎麦ふり鍋」とある中から、



お目当ての「けんちんせいろ」を粗挽きそばで 。



茨城県桜川産　常陸秋そば



新そばらしいフレッシュな蕎麦の香りに、
きりっと〆りもちもちとして、
噛み締めた蕎麦は、爽やかに香ばしい 。



蕎麦を味わったら
ふわふわと湯気立てるけんちん汁 。



蓮華ですすった汁に思わずはぁ～
様々な根菜の滋味が染み、
そのまま飲んでもしみじみと旨い。



この汁にさっと潜らせた蕎麦は、
温まって風味が膨らみ甘みが広がり、



透けるような大根に、ほろりと蕩ける里芋、
人参に牛蒡、葱に蒟蒻と具沢山。



汁をたっぷりと吸ったお揚げと、
それぞれの具と手繰る蕎麦の旨さに、
手繰る毎に体はほかほか、けんちんサイコー 。



さらりとした蕎麦湯を注ぎ、一滴のこせず完汁完食。



ご馳走様でした～



壁には「年末のお知らせ」が。
志美津やさんも大晦日は持ち帰りのみ。
今年はほんとに短いなあ 。

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