甲州街道沿いにあった「ふじさわ庵」に、
訪れたのは、もう20年も前の事。
いったん閉められ残念に思っていたら、
10年ほど前、場所を移して再開店したと知り、
ずうっと気になっていて…。
近くで所用の今日、ようやく向かったお店は、
甲州街道から一本隔てた路地沿いに、
すっと暖簾が下がる、雰囲気のいい佇まい 。
府中 「手打そば・天ぷら 蕎藤」
暖簾の先の風流なアプリーチを伝っていくと、
横にはデッキ風のテラス席があり、
扉を入った店内は、吹き抜けの高い天井に、
骨董の調度品がところどころに置かれた、
しっぽりと落ち着いたアンティーク調のフロア 。
すぐに温かく迎えてくれる女将さんに、
通されたのは厨房の前のカウンター。
温かい蕎麦茶をすすり品書きを手にすると、
幾つもの「冷たい蕎麦」に、
「温かいそば」に「ご飯もの」、
さらに、お得な「ランチメニュー」。
久しぶりだし「せいろ」が食べたい。
ならばせっかくのランチメニュー、
「あさり深川煮」が気になり、私は「あさり丼定食」に、
彼は「天丼定食」に決め注文 。
心地のいい揚げ音を聞いていると程なく、
まずは彼の「天丼定食」に、
続いて、小鉢のサラダが添えられた、
「あさり丼定食」が目の前に 。
蕎麦は蒸篭にふんわり盛られ、
薄く伸し、やや幅広の繊細な細切り。
香りは清涼、冷水にきりっと〆られ、
小気味のいい腰に歯切れよく、
ちょっと不思議なさっぱりとした味わい。
たっぷり注がれた汁は、
濃いめでしっかりとしたやや甘めの江戸前風。
そっと浸し手繰ればあっという間 。
さらさらとした蕎麦湯を注ぎ、
サラダのドレッシングが美味しく、
「あさり丼」は、葱としらたきに浅利がたっぷり。
浅利はふっくら、その出汁のかかったご飯が美味しい。
彼も、天丼を満足そうにぱくぱく完食 。
食べ終えふと湯飲みを見ると、
懐かしい「ふじさわ庵」の文字が。
ふっと昔を思い出し懐かしく…、
ご馳走様でした~
雰囲気もよく、女将さんも温かく、
今度は温かいお蕎麦も食べてみよう

「手打そば・天ぷら 蕎藤」
府中市緑町1-18-2
042-335-2400
11:30~14:30/17:00~21:00
水曜・第2火曜定休
禁煙
P3台
お店のHP
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