じりじりと太陽が照る下でも、
高い天井のしっぽりとした古民家は、
ひんやりとして気持ちいい 。



丁寧に迎えられ、品書きを開くと…、
コロナ騒ぎからずっとお休みだった、
「さらしな生一本」が復活してる 。



一度食べたいと思ってた「車家」の「さらしな」。
早速私はそれに決め、
彼は、「ダッタンそば」を「天ぷら付き」で。



純白に透ける「さらしな」は、
なんと儚く、きらきらと輝く清楚な美しさ… 。



手繰った蕎麦は、やや短めながら、
独特のぷるんっとした食感に、ふわっとエアリー。
口に広がるシルキーな甘みといい、なんとも高貴な味わい。
さすが…、これは美味しい 。



添えれたもり汁が又素晴らしい。
すっと広がる鰹出汁は穏やかで円やか。
蕎麦と交わり広がる雅な味わい



一方、彼の「ダッタンそば」は、
ほのかに緑がかった濃いめの色合いに、



ダッタン蕎麦特有の苦みなく、
もちもちとしたコシに、じわじわと甘みが広がり、
このダッタン蕎麦、美味しい 。



添えられた「天ぷら」も美しい。
茄子にオクラ、パプリカに、海老が２本。
一つもらった海老の美味しい事 。

衣さくっと軽やかに、ぷりっと身が締りとても甘い。
さすが「車家」さん、天ぷらも素晴らしい。



頃見て出された蕎麦湯は程よく濁り、
もり汁の美味しさをしみじみと味わって…

ご馳走様でした～

身を置くだけで、ほっと寛ぐ、
ロケーションに雰囲気もここでのご馳走。
やっぱり、蕎麦屋はいいなあ。
私にとって、何よりもの特効薬 。

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