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    つれづれ蕎麦 
    飯田橋 「卯のや」
    2006年10月03日 (火) 23:51 | 編集
    前回伺った時は、中休みに入ってしまっていて入れなかったので、リベンジ。こと、「入れなかった」となると、どうしても行って見たくなってしまうもの・・・。

    飯田橋の駅を出て、大通りから右にそれた横道を、うっかりすると見逃してしまいそうな路地。雑然としたビルの間に埋もれるかのように、ふと素敵な佇まいのお店が見える。

    20061004064638.jpg


    「蕎庵 卯のや」

    ちょっと見、外見は「大川や」さんに似てるような・・・。


    重めの扉を開けて中へ入ると、しっとりとしたこれも素敵な空間。
    適度に落とされた間接照明に、ほんのりオレンジ色の光で包まれる。
    ちょっと、外の喧騒を忘れさせてくれるかのよう。奥に5人分くらいの、真っ白いイスカバーのかけられたカウンター席があるのがなんともおもしろく、手前には白木作りのゆったりとしたテーブル席が2卓ほど。
    その脇には、これも素敵な感じの個室仕立てのテーブル席も見える。

    午後2時前。
    お客さんはいなくて、この界隈でのきっぱりとしたお昼のタイムテーブルを感じさせられる。

    品書きを広げると、夜とお昼ではメニューが若干違うらしい。
    「季節の野菜天せいろ」の天ぷらの内容をお聞きすると、「今は、きのことか・・」とのことだったので、それをお願いしてみることに。

    壁には、「本日の蕎麦 茨城結城、安曇野、北海道」などと出てるのも、期待させられるなぁ。

    ほどなくして、目の前に出された「季節の野菜天せいろ」。

    20061004064648.jpg


    長方形の蒸篭に、蕎麦汁はあらかじめ入って出される。天ぷらには、別に天つゆが添えられるのはうれしい。

    20061004064625.jpg

    まずは、「せいろ」から。
    グレーの細切りの蕎麦は丹精に切り揃えられ、瑞々しく盛られた感じは良さそう。

    20061004064750.jpg
    強くはないが、まあよい腰加減。
    かなりしっかりと冷水で〆られているようで、するするっと入っていくようなのど越し。
    香り、風味はおだやかだけど、食べやすい蕎麦というのだろうか。

    汁はやや甘めかな?
    でも、この蕎麦とのバランスは悪くないような。


    20061004064758.jpg
    天ぷらは、さつまに、ナス、茗荷、れんこん。
    そして、おっしゃっていたように、エリンギとしめじが盛られている。

    薄めの生地でさくりと揚げられた感じで、普通においしい天ぷら。


    蕎麦の量もまあしっかりと盛られ、丼とかのセットもいくつかあったり、この雰囲気となると、OLさん達など、ランチをさくっと・・、にいいお店なのかも。

    それはそうと・・・、
    まだ14時半にならないのに、お店の方々が賄いをテーブルに並べ始めたのには、ちょっとがっかり。
    もうちょっと待っててくれても・・・。なんだか、早く出なくちゃならないような空気に押されて、そそくさとお勘定を。

    ま、ま、みんなおなかがすいていたのかも、ね・・

    *お昼のしながき
    せいろ 730円、おろし 900円、鳥せいろ 1,100円、湯葉せいろ 1,260円
    野菜天せいろ 1,260円、掻き揚げせいろ 1,360円、丼とのセット 1,150円~


    20061004064743.jpg
    「蕎庵 卯のや」

    千代田区飯田橋4-1-2
    03-3264-1085
    11:30~14:30 / 17:30~22:00
    日祝日 第2・4土曜休



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    コメント
    この記事へのコメント
    くろきよ様
    そいういう風景って、とっても微笑ましいですよね(^^)。そこで食べている賄いが妙に美味しそうだったりして…。

    随分とご無沙汰しちゃっていますが、又伺ってみたくなりました。
    2012/05/23(水) 10:12:56 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    懐かしい
    平成のはじめ頃は、長寿庵によく遅いランチに通ってましたが、隣のテーブルで従業員さんたちが賄い時間でも違和感なく私はゆっくり食べてましたよ。顔見知りだったのでむしろそれが楽しくて・・・今でも、そういう習慣が残っているのでしょう。
    湯葉せいろが好きなのでときどき行きたいです。14代もあるし。。。
    2012/05/22(火) 16:16:15 | URL | くろきよ #vQU5PwVA[編集]
    Tさま・・
    やはり・・、そのようなことが。。
    私の時と、似てますよね。そういうのって、結構(かなり)気になる(私は)ものです。

    それと、Kは、私も又行きたいな~と思っているところです。
    16時まで、というのもうれしくて(^^)
    2006/10/06(金) 22:40:16 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2006/10/06(金) 22:34:17 | | #[編集]
    ・・・様
    全くもって、私も同感です。

    でもやっぱり・・・だったのですね。
    2006/10/06(金) 08:14:59 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    管理人のみ閲覧できます
    このコメントは管理人のみ閲覧できます
    2006/10/05(木) 16:27:07 | | #[編集]
    よしのふぁん様
    まあまあまあっっ、こっちにもぉぉ~??
    なんだか、絶対、どこかで隣に座りそうですよね♪♪

    「大川や」さんに、今、ちょっと行きたくなっちゃってます。。
    (まだ食べてない、活きジメ穴子の天ぷら食べてみなくちゃっっ)
    2006/10/05(木) 00:04:00 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    なんかバッティング?
    今、ユカさんの投稿とバッティングしたみたい(汗

    実は今日は「大川や」さんに行こうと思ったんですよ!

    でも、結局先ずは「筑土 中村屋」さんにしました、
    ところ、昼蕎麦○向けではなかったので、
    出直し一番「蕎楽亭」さんへ・・・

    ハゼとアスパラがうまかったねえ!!

    次の機会に伺いたいですね、「蕎庵 卯のや」さん。
    (モチツキタイんですよ、要は)
    2006/10/04(水) 23:59:50 | URL | よしのふぁん #-[編集]
    南無さま
    ええっ???

    確か、こちらは、以前は、「長寿庵」だとか・・と、聞いていたような。。

    ま、どうでもいいのですが・・(^^;;
    2006/10/04(水) 23:54:58 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    なつき様
    んー、確かに、ちょいっと、ランチにしても強気な値段かな?とは、思いましたねぇ。

    ま、蕎麦、料理はともかく、もちょっと・・、
    あ、それは、後ほど・・(^^;;;

    金升は、よかったですよっっ。
    え?場所??
    あの、線路沿いですよぉぉ。
    ぜひぜひ、・・というか、私も、また行きたくなっています♪
    2006/10/04(水) 23:51:19 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    説明不足ですみません
    『父上の代・・・云々』は「卯のや」さんのことでした。
    2006/10/04(水) 20:11:24 | URL | 南無 #-[編集]
    行けずじまい
    飯田橋時代に気になりつつも入らずに終わってお店です。
    ちょっと敷居と価格が高めで。(^^;

    金升は名前ばかり散々聞いて場所も知らないままです。
    評判良いですよね?
    2006/10/04(水) 20:06:34 | URL | なつき #-[編集]
    南無さま
    長寿庵・・だったかしら?

    飯田橋も、たくさんお店があるから、迷ってしまうところですよね。
    ここは、もしかしたら・・、夜の方がよいかもしれないです。

    金升!久しぶりにそちらにも行ってみたくなりました。。
    2006/10/04(水) 20:03:18 | URL | yuka #0kufgj3.[編集]
    たまには、こちら側にも
    父上の代は普通の蕎麦屋さんで、ご主人はそこで機械打ち、手打ちを経験し、さらに、日曜毎に長坂へ通って修行し、今のお店にしたそうです。

    飯田橋には、千代田区側にこちらや「金升」さんがありますが、どうしても神楽坂方向に足が向いてしまうようですね。
    2006/10/04(水) 15:39:49 | URL | 南無 #-[編集]
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