開店間もなくの店内で、にっこりと温かく迎えられ…、



ほっと寛ぐカウンターに腰を下ろし、



肌寒さに、まずは「三千盛」の熱燗を 。



お酒にそっと添えて下さったのは、
熱々の「塩大根のスープ煮」。
鶏出汁の優しい味わいが冷えた体にじわりと滲み…、

はぁ〜…、美味しい 。



採りたて、成田の生ラッカセイは、
大粒でしっとり、とても甘い 。



つまみつつ、充てに頼んだのは、
素敵な「おまかせ盛り合わせ」 。



「蕪と舞茸、オータムポエムのお浸し」の出汁が美味。



牛蒡とこっくりと炊かれた「牛肉のしぐれ煮」に、
その旨みが染みた「じゃが芋煮」、
「茄子のキンピラ」は、皮目柔らかな水茄子仕込 。



ほくっほくの「里芋のから揚げ」に、
添えられた「あけび味噌」がよく合い…、



美味しい充てにお酒をお代わり。
高知　「酔鯨」　純米吟醸　秋あがり



さらに、黒板の「本日の品書き」から、



「秋のひりゅうずの揚げ出し」も 。



さくっと揚がった飛龍頭は、ふんわりほろっほろ。
その中に、しゃきっとした牛蒡に蓮根、
ぷりっとした海老が包まれ、これは美味しい。

銀杏に茄子まで添えられ、大満足な一品 。
嬉しくお酒を飲み干して…、



お蕎麦は何にしようかな、と…、



中から選んだのは、
泡立てた卵のつけ蕎麦、「とき玉蕎麦」 。



蕎麦は、師匠譲りの極細繊細な「水腰そば」 、
北海道雨竜の秋の新そば。



手繰った途端に広がる、ふっくらとした香り。
きりっとした腰に、しなやかに喉を流れ、
口に満ちる香ばしい豊かな味わい。

ん〜、久しぶりの「やっ古」さん、
ますますお蕎麦、美味しくなってるっ 。



そのままでも美味しいお蕎麦を、
ふわっふわの卵に汁を注ぎ、
たっぷりと絡めたら、も〜うたまらない 。

卵は拘りの卵明舎の「磨宝卵」。
生臭さ皆無の濃厚な甘みとコクが、
蕎麦の香ばしさと混ざり合う、
手繰る毎に、笑顔がこぼれる幸せの「とき玉蕎麦」　。



あっという間に笊は空、
蕎麦湯を注ぎ、ぱっと煮え立つ卵汁に…、



さらに、+500円で頼める、
「ミニかけ蕎麦」を、花巻きで 。



澄んだクリアな美しい出汁に、
ふわ〜と広がる海苔の磯香にうっとり。
蕎麦は、汁に浸っても全くコシ失わず、
汁と供にするすると喉に流れ…、

はぁ〜、温蕎麦も美味しい 。
すすりすすり、これもすっかり飲み干して…

西田さんの優しい笑顔にも癒された、
素敵な秋の宵のひと時に。

ご馳走様でした〜

久しぶりの「やっ古」さんはやっぱり素敵。
又、ふらりと訪れようっと

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