6月から骨折で休業していた「てる久」さん。
完治して又再開するのを待っていたのに…。
その後病気が発覚し再び手術、
コロナも考慮して、療養に専念することに決めたそう。
最後に二日間だけ、お別れ営業しますと、
ご主人から知らせが届いたのは、
あまりに急すぎる、一週間前の事。
しとしとと冷たい雨が降る、初冬の寒さの中、
開店前からお店の前には、
ずらりと並ぶ、別れを惜しむ何人もの人々。
ついこの前、5月の終わりに、
7周年のお祝いに訪れたところだったのに…
国分寺 「蕎麦 てる久」
傘を差し、お店の前でしばし待ち…
ようやく通された店内で、
ここで頂くのも最後の蕎麦前。
佐賀 「万齢」 純米無濾過生原酒
充ては、ここで好きだったメニュー、
「胡瓜とセロリの醤油漬け」に、
瑞々しい「刺身こんにゃく」、
ふわっと蕩ける瑞々しい蒟蒻に、
滋賀 道灌「渡り舟」のお替り。
さらに、揚げたての「じゃこ天」に、
一度食べてみたかった「湯葉の天ぷら」は、
さくっさくっの香ばしい衣に、
包まれた湯葉はふわっふわ 。
お蕎麦は、私は「鴨カレーせいろそば」に、
友人は、「ぴり辛肉つけそば」を。
すっかりやせ細ったご主人が、
渾身振り絞って打ったのが伺える蕎麦に涙がにじむ。
とろりとしたカレー汁にたっぷり絡め、
怒涛の如く頭を過る7年の想い出 。
蕎麦湯を注ぎ頂いて…
ご主人、女将さん、
7年間お疲れ様でした。
とても、とても寂しいです。
全快して、又再開してくれることを、心から祈っています…。

「蕎麦 てる久」
国分寺市南町3-1-2
042-313-8797
11:30~15:00 / 18:00~21:30
月曜日、火曜定休
禁煙
2020年 5月28日 清々しく爽やか「ぶっかけ蕎麦」旨し
2019年 9月20日 コクまろやかな爆旨「カレーせいろそば」
2018年 8月16日 「胡瓜とセロリの醤油漬け」「「ピリ辛ゴマダレ蕎麦」
2018年 5月10日 雅な香気「茶切り」に「竹の子ご飯」
2017年 4月 5日 「姫ホッケの一夜干し」に「桜切り」
2016年 2月17日 「はたはたの一夜干し」「玉子とじ」
2014年 4月10日 名残の桜で「桜切り」に「筍ご飯」
2014年 9月 2日 お料理いろいろ「冷山かけ」
2014年 4月16日 「春野菜の天ぷら」、「さくら切り」
2013年 7月 1日 「揚げ出汁茄子」に、紫蘇切りとせいろ「二色そば」
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ご主人に女将さの顔を見たら、
もう、手繰る蕎麦が涙で滲んで仕方なかったです。
しっかりと治してよくなって、再開してくれるのを願うばかりです。
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