夕方の開店早々、既に何人ものお客さん。
我々も奥のテーブル席に通されて…、



独特のこの空間をしっかり胸に刻みながら、
ちょっと寂しく、しみじみとビールで乾杯〜 。



お通しは「蕎麦豆腐」。
とろりと滑らかで風味豊か、かけられた出汁まで美味しい 。



コースも充実しているけれど、今宵はアラカルトで 。



ここに来たらまずはこれ、
各々頼んだ「前菜盛り合わせ」（1,000円）が素敵



海老の旨みがぎゅっと詰まった、
「海老の頭の味噌焼き」に、



鴨のテリーヌと二層仕立の「鴨の煮こごり」、
素晴らしく美味しい



「さつま芋とレーズンの蒸し焼き」は、
ふっくらとろりと甘く、まるでスイーツのよう。
これもいいなー



「舞茸の南蛮漬け」に、



大の好物「鯛の子の焚き物」 と…、
どれもお酒がほしくなるものばかり。



山形「十水」で、しっぽり乾杯〜 。



「竹やぶ」独特の「焼き味噌」は、
マイルドな味噌に様々な具が混ざり、味わい豊か。



これも好物、しゃきっとして味の染みた「ぜんまい煮」に、



思わず歓声〜 。
表面をたっぷりと、イクラがきらきらと輝く、
「季節のおすすめ」、「いくら入り茶碗蒸し」 。



ぷっくりと大きな粒のいくらは、ぷちっぷちっ。
品のいい味付けで、
くぅ〜、このいくらめちゃめちゃ美味しいっ



何日もことことと炊かれた「にしん煮」は、
ほろっとほどけ、しっとりと柔らかく、



今が旬、さくっと揚がった「秋刀魚の天ぷら」を、
お酒と共に楽しんで…、



そろそろお蕎麦を頂こう。



丁寧に綴られた品書きを捲り、
3人で3種選んだお蕎麦。



まずは基本の、自家製紛手打ち「せいろそば」。



ぬき実で打たれた蕎麦は、
ぴかぴか輝く繊細な、美しい細切り。



きりっと〆った腰心地よく、喉越し軽やか。
すっと喉落ちながら、香ばしさと甘みの余韻を残す。
実に洗練された蕎麦、さすがに美味しい



続いて、「かりべ」さんの「納豆そば」。



これは豪快に、汁を注ぎ混ぜ、
葱に納豆、胡麻に紫蘇、海苔に削り節、
それだけでも美味しい上に玉子のコクが絡まり、
も〜う、病みつきになる旨さっ 。



最後は、揚げたてかき揚げの「天ぷらそば」。



熱々の汁に入れた瞬間、じゅわ〜っと音立ち、
汁と天ぷらの香りがふわ〜 、



注がれれた汁は琥珀に澄み、
鰹が芳醇に染み、すっきり柔らかな汁に
思わずはぁ〜と声が出ちゃう 。



蕎麦は汁に浸っても心地のいい腰を残し、
温まった蕎麦は風味が広がる 、



さくっさくっ、ほろほろと溶ける衣の中から、
ぷりっぷりの海老がいくつもいくつも。
ん〜、たまらないご馳走〜



あっという間に3人でぺろり。
さらさらとした蕎麦湯をゆっくりと頂いて…、



最後の甘味、「ビスタチオのジェラート」に胸キュン



丁寧に炊かれた「栗の渋皮煮」も頂き、
神楽坂での「かりべ」さんを胸に刻んで…、

ご馳走様でした〜

新地・烏山での新店も又楽しみに、
是非伺わせて頂きます 。

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