扉を開き、迎えてくれる花番さんはにこやか丁寧。
通された窓際のテーブルに腰を下ろすと、
目の前一杯に広がる山並みの木々の緑に、



時折さあっと日差しが差し込み、
眼下に広がる多摩川のせせらぎが、
見ているだけで心安らぐ



ほっと寛ぎ、品書きを手にし…、
「ごろう」さん特製の「鴨せいろ」に、
彼は「本日の青梅ご飯」を付け注文 。



・・・と、目の前に置かれたお盆に思わず歓喜。
「快気祝い(^^)」とご主人から、
素敵すぎるお料理がっ 　。



さっぱりとした「春雨サラダ」に、



「奥多摩ヤマメのハラスの南蛮漬け」。



酢の加減も柔らかな南蛮酢に、
脂ののったふっくらとしたヤマメが、とても美味しい



さらに、大好物の「蕎麦寿司」



「青梅落花生の塩茹で」も、
しっとりと柔らかく、とても甘い。



「青梅胡瓜の塩昆布和え」の胡瓜も瑞々しく、



「奥多摩ヤマメの粕漬け焼き」。
地元澤の井の粕で漬けたヤマメの美味しい事　

地酒も揃っている「ごろう」さん。
車で無ければ、一杯やりたくなりながら、
思いがけずの素敵すぎるお料理を頂いて…、



程なく、これこれ「ごろう」さん特製、
鴨挽肉仕立ての「鴨せいろ」が目の前に 。



蕎麦は新そば、北海道雨竜、「レラノカオリ」。



笊にふわっと盛られた蕎麦は、
ピシっと鋭利に角立ち、瑞々しく輝く凛々しい佇まい 。



すぅっと広がる青みのある爽やかな香りに、
きりっとした腰心地よく、すっと喉落ちる清涼感。
ふんわりと甘みが口に満ち…、
ああ、「ごろう」さんのお蕎麦、美味いなー



そのままで美味しい蕎麦を、
そっと潜らせた汁は、思わず瞳が開く旨さ 。



底にたっぷり沈んだ鴨挽肉からの、
芳醇な旨みがたっぷりと染みた汁に、
にわか温まった蕎麦が香ばしく、手繰る手を止められない



途中で薬味に添えられた山椒を入れ、
ふわっと広がる香りと共に楽しみ…、



気付けばあっという間に笊は空。
程よく濁った蕎麦湯を注ぎ、
旨み満点の鴨汁を最後までたっぷり堪能〜。



彼の頼んだ「本日の青梅ご飯」は、
蕎麦米入りの「青梅梅と生姜の炊き込みご飯」。
ご飯はふっくら蕎麦はぷりぷり、
ほのかな梅に生姜が爽やかでこれも美味しい 。

景色も楽しめた夏の名残の青梅での、
大満足なお昼のひと時に…

ご馳走様でした〜

蕎麦はもちろん、センスのある美味しいお料理。
又、今年も秋の紅葉を愛でに…、
電車に揺られ、のんびりと蕎麦前も楽しみに来たいなあ 。

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