いつもにこやかに迎えてくれる、女将さんに通されて…、



奥のテーブルに4人腰を下ろし、
まずはハートランドで今宵に乾杯～ 。



程なく出される「前菜」は、
出汁ジュレがキラキラと輝く、「冷たい茶碗むし」 。



玉子の風味が濃厚な茶碗むしに、
とろりとした蒸し茄子に胡麻だれがかかり、



まったりと甘い雲丹と、これはたまらな～い 。



奈良　「篠宮」　純米吟醸　中取り生酒



続いて椀物、「ハモと夕顔の蕎麦がき椀」。



蕎麦がきは、箸でつかめない程ほろほろ、
口の中でとろりと蕩け、



さくっと瑞々しく爽やかな夕顔に、
ふっくらほろほろの鱧、
優しい味噌仕立ての汁が五臓に滲みる 。



ここに意表の、「土家」さんで初の和えそば。
トマトとオクラとろろの「胡桃そば」。



甘みにコクが濃厚な胡桃ダレは、
ほのかに利かせた酢で後味さっぱり。
オクラの心地のいいねばりに、トマトがいいアクセント、
「土家」さん、和えそばも美味しいっ



そして、これが毎度の楽しみ、
「季節の点心盛り合わせ」



どれから食べようか迷っちゃう〜　、
「冬瓜の湯葉あんかけ」に、



大根おろしを添えた「すべりひゆのお浸し」、



ふわっと口で蕩ける「さごしの酢〆」に、



ふっくらほろほろに炊かれた、絶品「鮎の煮びたし」 、



身の厚い「鰻の漬け焼き」に、
「揚げ茄子酢びたし」、「茗荷甘酢」



「シシトウ煮びたし」もしみじみと美味しい。
「雷胡瓜にミニトマトのシロップ漬け」、
エスニック風「南瓜のカレー風味」、



大好きな「トウモロコシの天ぷら」と…、



この充てにお酒をお代わり、
東村山　「屋守」　純米吟醸　直汲みおりがらみ



お料理最後は、美しく皿を描く「鴨ロース煮」。

かけられたもり汁ソースが美味。
鴨はふっくらと柔らかジューシー、
添えられた長茄子に梨、マッシュポテトの美味しい事 。



そして…、〆「もりそば」 。



こんもりと盛られた蕎麦は、細く繊細、
グレー色艶やかにホシ散る、息を飲む美しさ。



ふわりと鼻孔をよぎる香り芳ばしく、
しなやかに喉を落ち、
手繰る毎に口に満ちる馥郁とした味わい。

ああ…、美味しい…。



辛味大根が又この蕎麦にとても合う。
程よい辛さのおろしをたっぷり絡めと、
気付いたらあっという間 。



ほんのりと濁った蕎麦湯で余韻を噛み締め…



最後の楽しみ甘味は、「「西瓜の杏仁豆腐」。



ミルクたっぷりのほろほろの杏仁に、
しゃりしゃり西瓜、マスカットに梨、どちらも甘いっ

口に運ぶごとに笑み零れ、
はぁ〜今宵も心ぬくもる口福を頂いて…

ご馳走様でした〜

出される料理に蕎麦はもちろん、
そこに流れる「土家」の優しい空気、
このひと時を又、秋のお料理も楽しみに…

関連記事

• 久米川　「手繰りや　玄治」　葱の甘みにおろしの優しさ「青葱蕎麦」 (2020/02/26)
• 久米川　「手繰りや　玄治」　2月は「ちょっと変な鍋特集」 (2020/01/30)
• 久米川　「手繰りや 玄治」 極上出汁に磯香る「花巻きそば」 (2020/01/10)
• 久米川　「手繰りや　玄治」 出汁合わせのふわっふわの「とろろそば」 (2019/12/16)
• 久米川　「手繰りや　玄治」　蕩ける湯葉心癒される「湯葉せいろ」 (2019/11/25)
• 久米川　「手繰りや 玄治」「ハロウィンプレート」に「松茸そば」 (2019/10/17)
• 久米川　「手繰りや　玄治」　残暑はこれ！「ぴり辛冷や汁せいろ」 (2019/08/30)
• 東村山　「土家」　夏の宵の「蕎麦会席」トマトとオクラとろろの「胡桃そば」 (2019/08/25)
• 東村山　「はや川」 　お得で素敵なランチの「二種類のかき揚げセット」 (2019/08/05)
• 久米川　「手繰りや　玄治」 7月〜8月限定「玄治オリジナル肉特集」 (2019/07/18)
• 久米川　「手繰りや　玄治」　「青豆の青寄せ」に「冷し浅利蕎麦」 (2019/06/12)
• 久米川　「手繰りや 玄治」　「ふきのとうのチーズ揚げ」に「若竹せいろ」 (2019/04/25)
• 東村山　「土家」　春の宵の「蕎麦会席」 蛤と竹の子の蕎麦がき椀 (2019/04/15)
• 久米川　「手繰りや　玄治」　3月は山菜祭り「ホタル烏賊と筍のグラタン」 (2019/03/08)
• 久米川　「手繰りや　玄治」 2月は鍋で蕎麦♪「オマール海老鍋」 (2019/01/24)

スポンサーサイト