「いらっしゃいましっ」、よく通るご主人の声に迎えられ、



まずはビールを頂き、ご主人にご挨拶。



程なくお決まりの、「前菜」の小鉢が4つ。

ほこほこの「醤油豆」に「肉味噌」、
涼し気な「くらげと夏野菜の酢の物」に、
「帆立のヒモの返し煮」。



お酒は、「川鶴」　純米雄町



錫の酒器で出されたお酒は、
まるでバナナのような、やわらかな味わい。



ここに、大好きな「蕎麦スープ」。
円やかで優し〜いスープにほっこりうっとり 。



「蕎麦寿司」は、今日は紅生姜入り。



そして…、毎度歓喜の、
美しく盛りつけられた「八寸」 。



柔らかな「蛸の桜煮」に「メカジキの山椒煮」、
ピリ辛「赤蒟蒻」に「板わさ」、
「サツマイモのレモン煮」に…、



「茄子の煮こごり」、「鰻の肝の煮こごり」、
「栗南瓜」に「ミニトマトのワイン漬け」、



大好きな「子持ち昆布」に「枝豆の塩漬け」、
「稚鮎の山椒煮」に「茸の出汁巻き」。

一つひとつ丁寧に仕込まれたお料理に、
お酒がススムススム
「越の景虎」、「真澄」、「大七」と盃重ね…



続いて「そばがき」。



ふっくらもちもち、口の中でとろりと蕩け、
芳ばしく、そして甘みが広がる。



これには「猪祭」大吟醸　磨き５０



最後は、ビーツで色づけた鮮やかな「蕎麦クレープ」。
しゃきしゃきの香味野菜に、
塗られた蕎麦味噌がぴたり、んー旨いっ 。

カウンター越しのご主人と、
あれこれと交わす会話が又楽しく、
たっぷりと楽しんで・・・、



そろそろお蕎麦を 。



やっぱり両方食べたくて、
「せいろ」と「深山」の「二色せいろ」。



「せいろ」は、抜き実で打たれた繊細な細切り。



きりっと〆り、しなやかな心地のいい腰に、
するりと落ちる喉越し爽やか。
手繰る毎に、香ばしさと甘みが口いっぱい 。



「深山」は、玄挽き粗挽き、やや熟成。



もちもちとした腰しっかり。
熟成蕎麦独特の、ナッツ系の甘い香りに、
濃密濃厚な味わいがあり…、
全く異なる二つの蕎麦に、あとは夢中。



ご主人に手渡し、注いでくれた蕎麦湯には、
一片の柚子がふわりと香り…、
はぁ〜、しみじみと、「志ま平」さんは素敵だなあ 。



最後に、カリカリ蕎麦茶が香ばしい、
「蕎麦アイス」を頂いて…

ご馳走様でした〜

一つとして落ち度のない、感服完璧な「蕎麦コース」。
また、来よう・・・

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