ホテルでチェックインを済ませ、一休みして…、
夕日に八坂神社の朱が映える夕暮れ時、
情緒ある祇園の小路にそっと佇む、
いよいよ、今回の旅のきっかけになった、
ミシュラン一つ星店、「もりわき」さんで、楽しみな宴 。
祇園 「祇園 もりわき」
ここ祇園に開店して5年。
ご主人森脇さんは、「京都ホテル 入舟」などで腕を磨いた一流料理人。
独立する際に、手打ち蕎麦を料理を出したいと、
「いっこう」さんに通われたそう。
その話を聞いて以来、ずっと行きたくていたところ・・・、
「一緒に行きましょう」と、そのいっこうさんからの嬉しいお誘い。
これは行くしかないっと・・・
今宵は、いっこうさんご家族と、
奥様の古希のお祝いを兼ねたお食事会 。
和服の女将さんの暖かな笑顔に迎えられ、
いっこうさんご夫婦に息子さんご夫婦と、
大将の立つカウンターに並び…
まずはビールで乾杯〜。
うすはりグラスにビールが旨いっ。
そして…、楽しみなお料理。
「先附け」は、「毛ガニと雲丹のもずくジュレ」。
土佐酢と合わせたもずくの柔らかな酸味に、
大間の雲丹が、まったりと甘く、
身のしっかりとした毛蟹も甘い 。
これはたまらん、早速お酒を。
静岡 「開運」 純米酒
「お造り」も美しい、
鯛の昆布〆に、鯵、たいらぎ貝に、カラスミまで
鮪は中トロ、口に入れた途端にとろりと蕩け、
はっとする程、味わい豊か 。
続いて「椀もの」、
「蛤と竹の子の椀」。
すすったお出汁の美味しいこと 。
しゃきっとした竹の子に、香り弾けるフキにこごみ、
蛤には隠し包丁が施され、
ぷりっとして、噛んだ瞬間に蕩ける柔らかさ。
京都 「澤屋まつもと」 純米酒
…と、大皿に幾つものお料理が盛られた 、
奥様にと蝋燭が灯された、「八寸盛合わせ」 。
皮目ぱりっと焼かれた「のどぐろ」に 、
「さざえのつぼ焼き」。
「蛸の柔らか煮」に、
「ホタル烏賊と竹の子の酢味噌和え」、
ひしおに漬けた、「近江牛の炙り焼き」に、
「花丸胡瓜の腐乳かけ」に「舞茸煮」、
愛らしい「海老黄身寿司」。
口にするたびに笑みが零れる、
どれもこれもとても美味しい 。
お酒を何度かお代わりをして…、
「とり貝刺し」は、さくっと柔らかくとても甘い、
こんなに美味しいとり貝、初めてかも。
そして…、ぐつぐつ湯気立つ鉄鍋に、
「近江牛の鍋仕立」 。
、
お肉は柔らか〜、口に入れた途端にふわっと蕩け、
その旨みの染みた汁の美味しい事 、
すくいすくいすっかり飲み干して…
「お凌ぎ」に、「〆鯖握り」。
酢〆加減に、しゃりの塩梅も柔らかく、これも旨い
そして…、いいよお蕎麦 。
葱の設えも美しく…、
陶器に盛られた蕎麦は、繊細な細切り。
埼玉三芳の十割そば。
ふわ〜と広がる豊かな香りに、
細くてもきりっとした腰に、しっかりと感じる穀物感、
すっと軽やかに喉落ちながら、
口に満ちる清々しく芳ばしい蕎麦の味。
料理の後に頂くのに相応しい品もあり…、
嬉しい、お蕎麦も美味しいっ
もり汁も、さすが料理、
蕎麦湯を注げば、まるで吸い口のように美しく、
注ぎ注ぎたっぷりと頂いて…、
最後に、甘味、
デコポンにマンゴーを添えた「杏仁豆腐」。
和風の優しい甘みが最後に心地よく・・・、
何ひとつとして無駄なものがない、
素晴らしいお料理に、心から大満足 。
真摯に料理に向き合うご主人の姿に、
女将さんの暖かな応対も心地よく、
素敵すぎる、祇園での至福のひと時に…。
ご馳走様でした〜
京都に来たら、又是非訪れたい。
いっこうさん、てるよさん、そして皆さま、
ありがとうございました〜 。

「祇園もりわき」
京都府京都市東山区祇園町南側570-177
075-525-1030
12:00 ~ 13:30 / 18:00 ~ 20:00
木曜定休
禁煙
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