今回は、8種の蕎麦の食べ比べ・・。何日も前から楽しみで、今朝はご飯を抜いて向かう
お店のカウンターにはすでに、8種の蕎麦の実が小皿に並べてある。
すごい・・、それぞれにみんな違うんだ。
山形(選別内)、山形(選別外)、鹿児島、北海道(鹿追)、石川、徳島、福井(丸岡)、福井(大野)
福井大野の蕎麦を、ちょっと摘み齧り。美味しい~・・。香ばしくてこの実を食べただけでもうれしくなる。
徐々にメンバーが揃ったところで・・、それぞれに持ち寄ったお料理やお酒でちょっとした蕎麦前の時間を楽しむ。
手作りの「新生姜の味噌漬け」、「ちりめん山椒」。これがとっても美味しい。
それと「じゃこ揚げ」。そして、「秋刀魚の甘露煮」(私の持ち込みで)
ハルちゃん手作りの「夏野菜のマリネ」
わをっ、これもすごくいい
味加減が絶妙で、野菜の歯ごたえ、甘みがほどよくお酒にもワインにもいけそうな一品。
色合いも美しい。
お酒もすごいものばかりが登場~・・。皆さんとってもお強いっっ。
「南部美人」純米大吟醸生酒。いやぁ、これが美味しいのなんのって・・。
それから次々と、「西の関」大吟醸などなど・・。
なんって、豪華すぎるお酒ばかり。すっかりいい気持ちで和やか~に。
そして、いよいよメインの8種の蕎麦食べ比べ。
まずは、「山形(選別内)」 と 「山形(選別外)」。
普段は食べられない選別外の蕎麦。これも十分に香り、やや素朴感のある蕎麦でオツな味わい。
笊が回され、次々と蕎麦を手繰る。ひとつひとつの蕎麦ごとに、味わいが違い、こうして食べ比べるとしみじみと分かるのが面白い。しかし、それにつけても、どれもすばらしいものばかり。すっかり食べることに夢中で、写真もそっちのけになってしまう。。しかし、これだけ打ち分けられるのは、流石としか言いようがない。
中で心に残った「鹿児島」の蕎麦。濃い目の色の野趣たけた蕎麦。その風味は力強くしっかりとした風味。滋味な蕎麦の味が口の中に充満する。
そして、いよいよ終盤に・・。
福井(丸岡)の素晴らしさにうっとりしつつ、最後の「福井(大野)」の蕎麦。
なんという色!。
緑色のかかった蕎麦は、目の前に来る前からすでにその香りを放ち、笊に空けた途端にむせかえるくらいの強烈な香り。思わず、我を忘れてしまいそうなくらいうっとりしてしまう。
そのしっとりとした完璧なまでの蕎麦を口に含むと、濃い濃い芳醇な風味で口いっぱい。これが蕎麦なのか・・?と思ってしまう程、蕎麦を超えた濃厚な風味。しばらく口を聞けないほどの衝撃。つゆをつけることなど、忘れてしまってる。
恐れ入った・・、と思ってしまう。
しばらく蕎麦を食べられなくなってしまいそう・・。(それはないけどっ)
とにかく、とにかく特別な時間が流れていったようなひと時。
かなりたくさんの量を食べたはずなのに(いや、食べたと思う~)、なんだかぺろりと食べてしまっていて。
ほっと、最後の蕎麦湯で感慨にふけりながら。
素晴らしいひと時だった♪。
その後に、ちょっとすごした時間も又楽しくて・・。
お招き頂けたことに心から感謝します。そして、ここでの時間を忘れずに心にしまっておきたい。いや、忘れられないだろうな・・。
これから、さらにさらに!ますます期待しちゃう。
次の予想がつかない不思議で魅力的な店。
ああ、次はどんな企画かな~・・
「眠庵」
神田須田町の片隅の隠れ家
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