多摩川が大きく蛇行して流れる、
その景観も素晴らしい、喉かな「釜の淵公園」。
その公園のすぐ目の前に、
「手打そば」の旗が閃く、カフェ・ギャラリー。
壁の看板には、「石臼挽き」「趣味のそば」。
前に見かけてから、興味シンシン。
青梅に所用途中、伺ってみることに 。
青梅 「ギャラリー亜陶(アド)」
小雨降る、休日の昼下がり。
からんころん〜とベルが鳴りそうな扉を開くと、
窓いっぱいに多摩川のせせらぎが見下ろせる、
明るく広々とした、心地のいいリビング 。
いらっしゃいどうぞ〜、
迎えてくれたご主人のにこにことした温かい笑顔に、
何人かの常連客がゆるりと寛ぐ、
ほのぼのとしたアットホームな優しい空気。
温かな蕎麦茶にほっとして、
品書きを開くと、まずは、喫茶メニューがあり、
続いて、「趣味の粉遊びメニュー」との、
石臼挽き粉手打そばに、地粉の手打うどん。
写真入りの「カレーうどん」に、なんとっ「カレー中華麺」、
「肉中華」と…、中華麺も手打ちのよう 。
春巻きの皮に包んで揚げる、
「りんごバー」や「あんバナナバー」も食べてみたい。
さらに、単品の「けんちん汁」もあり、あれこれ迷いつつ…
やっぱりまずは「もりそば」 、
「かき揚げ天」(100円)と「もりそば」に決め、
彼は「肉そば」を大盛でようやく注文〜。
頼めば程なく、「もり汁」に、奥多摩の本山葵に、
添えられた「大根の千枚漬け」が美味しい 。
山葵は、摺るそばから香りが弾けるフレッシュさ。
摺っている間に程なく届いた、温かい汁と「かき揚げ天」。
齧ればさくっ、ふわっと軽やか。
玉葱に人参、葱と野菜が甘く美味しいっ 。
「天つゆにしても、お蕎麦を浸しても食べてみて」
と出された温かい汁には、
ほろほろと柔らかな肉が入って、これ又美味し〜い 。
続いて…、お蕎麦も到着〜。
角皿に薄く盛られた蕎麦は、
瑞々しく繊細、思った以上の美しさ 。
手繰rれば、甘皮の欠片が日に透け、
きりっと〆りながら、実にしなやか。
喉越し軽く、すぅ〜っと鼻に抜ける爽やかな香りに、
口には蕎麦の甘みが広がり…、
わぁっ、お蕎麦美味しいっ 。
すっきりとしたもり汁もいいけれど…、
この肉汁風の温かい汁に蕎麦が抜群に旨いっ 。
一方、彼の「肉そば」は、豚バラ肉が丼をたっぷり覆い、
檜原産舞茸に、下仁田風葱と具沢山。
熱々でボリューム満点 。
人気のメニューのようで、後から来た男性二人は、
揃って「肉うどん」の大盛の注文。
さらりとした蕎麦湯を注ぎ、
もり汁に、そして「肉汁(天つゆ」を堪能していると…、
「マスターの手作りなんですよ、どうぞ(^^)」
と出された水羊羹。
瑞々しくすっきりとした甘さでこれも美味しく…
「よかったら又来てね」
気さくでにこにことしたご主人の言葉に、
何だかほっこり、心も温まったひと時に。
ご馳走様でした〜
趣味の域を超えた美味しいお蕎麦。
隣のテーブルのおうどんも美味しそうだったし、
手打ちの中華麺も気になるなぁ〜

「趣味の粉遊び ギャラリー亜陶」
青梅市大柳町1384-5
0428-21-0112
10:30~18:00 食事は11:30~
月曜日 火曜日定休
P有
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観光地の喫茶店で蕎麦でもなんでも
やってるアウトな店かと思って素通
りしてしまった!
でも今日は、その前に清宝院の敷
地続きにある「ニウギニ」で蕎麦を
頂きまして。ニューギニア料理の店
なんですが、店主が秩父生まれで蕎
麦があたりまえに日常だった事から
大人になってから本格的に覚えたそ
うで。注文を受けてから1~3人前
を打つというこだわりよう。でも
他に客がいなければ15分くらいで
提供できてます。4人前以上を1度
に打つ技術が無いので、4月からは
30分前でいいので蕎麦は予約制に
するそうです。ツユは2つ味わえる
。クルミだれと、大根搾り汁にた
まり醤油を自分で入れて食べる。
魚系の出汁は蕎麦の香りに合わな
いという主義なのとうまく出汁を
とる腕がないという理由で、昆布
と椎茸。酸味を出すために梅酢な
どを使うそうな。
肝心の蕎麦は挽きぐるみの十割で
ぶちぶち切れてますがとっても美
味しい。土家に少し似てる。
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