扉を開き入れば、思ったより広々として、
ほのぼのとした温かみのある空気。
迎えてくれたご主人の、優しい笑顔が嬉しく…



ゆったりとしたテーブルに腰を下ろし、
再びビールで、二度目の乾杯〜 。

お通しに出された「ひじき煮」はたっぷり、
しかも、きちんと炊かれたもので、



置かれた品書きは、絵入りで見やすく、
揚げ物、焼き物などなど、料理がずら〜り。



サービスで出して下さった、
「くらげの酢の物」はコリコリと心地よく、



置かれた途端に嬉しくなる、
「お新香の盛り合わ」の素晴らしさ 。

セロリに山芋、茗荷の浅漬けに、
胡瓜の辛子漬け、錦糸南瓜の糠漬け、
野沢菜漬けに、人参に茄子の糠漬け、
大根の甘酢漬けに、キムチ漬け、谷中生姜…

どれもこれもが美味しい、
漬物ラバーの私は、すっかり感動〜 。



お新香には、日本酒。
お酒も、もちろん新潟地酒 。
「越の景虎」純米酒を頂いて…、



これも外せない、栃尾名物、
「葱味噌挟み焼きの油揚げ」、これも旨いっ



お薦めの「蕨のお浸し」には、
新潟名物、まろやかな辛さの神楽味噌に、
青唐辛子味噌は、ひぃ〜辛っ 。



流石に2軒目、お酒もほどほどに、
お目当ての「へぎそば」を頂こう 。

ここも小地谷と同じ、一人前は7個盛りなので、
とりあえず、二人前、14個盛りをお願いすると…、



わぁ〜2人前でも豪華 。
独特の板「へぎ」に、ぴしっと丸められた
美しく並ぶ「手ぶり」の蕎麦が14個。



鰹出汁まろやかで薄めの汁に、
葱をどばっと入れて、どっぷり浸した蕎麦は、
しこしこつるつるっと、いくらでも入っちゃう。
しかも、お酒によく合う 。



ずずっずずっつるつる〜っと、
ん〜、やっぱり「へぎ」美味しい

新潟に小地谷の話も楽しいご主人は、
先日伺った、小千谷の「角屋」さん次ぐ老舗、
創業大正10年の「わたや」さんで修行された方。

東京で、正真正銘の、
本場の「へぎそば」が頂けるとは、嬉しい限り。

ご馳走様でした〜

新潟に旅して、初めて「へぎそば」の良さを知り、
やっぱり、旅はいいなあ。
日本全国の郷土蕎麦を食べたいなあ 。

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