昼下がりのゆるりとした空気に、ほっとして、
いつものテーブルに腰を下ろすと…、



「おお、来たか〜、これ飲み比べてごらん(^^)」と
出して下さったお酒が2本。



三重　「而今」　純米吟醸　
「吉川山田錦」と「東条山田錦」の酒米違い。



お通しの「切干大根のサラダ」をつまみつつ、
飲み比べた二つのお酒は、
味のニュアンスが全く異なり面白いっ 。



贅沢な美酒には、「贅沢酒肴盛り合わせ」



山葵菜の醤油漬けを添えた「板わさ」に、



皮目がぱりっと焼かれた、脂の乗った「炙り鰊」、



「烏賊の麹漬け」は、塩辛よりも味わいが柔らかく、



噛む毎に旨みが染み出る、上等の「エイヒレ」で…、



続いて出されたお酒は、
山形　「十四代」　極上諸白 純米大吟醸

柔らかく清らかで、桃のようにふくよかで、
はぁ〜…なんて美味しい 。
嬉しい遭遇もあり、たっぷり楽しんで…



いよいよ、お目当ての「鴨せいろ」を、
「生粉打ち」と「田舎」の２種盛りで 。



埼玉三芳の夏の新そば。
じっくりと熟した蕎麦はぷんぷんと香りを放ち、



きりっと〆った腰に、穀物感溢れるほのかなざらつき、
すっと喉落ち広がる味わいの豊かさといい、
完璧と言いたくなるほどの旨さ 。



「田舎」は、細かなホシ散る挽きぐるみ。



力強い野趣と洗練された品を伴う、
もちもちとして香ばしく、ん〜っ「田舎」も美味しい 。



「中清」の「鴨汁」は、独特の薄切り鴨肉。
薄切りだからこその、鴨肉の旨さがしっかりと染み、
以前はちょっと気になった雑味が消え、これは旨いっ　。



「生粉打ち」で楽しみ、
「田舎」で楽しみ…、
にわか温まった「田舎」の味の濃さに、
鴨汁ががっつりと絡まり、抜群に合うっ



二つの蕎麦で堪能し、
蕎麦湯を注ぎ、すっかり飲み干して…

ご馳走様でした〜

久しぶりに食べた「鴨汁」はますます美味しく、
よしっ、次は「鴨南蛮」を食べてみよっと 。

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