新潟駅近くの雰囲気のいい居酒屋で、
はっとする程美味な地魚に、新潟地酒をたっぷりと堪能し…、
気持ちよく目覚め、ホテルを後にし、
越後の国の一宮、「弥彦神社」へご参拝。
広大な越後平野の中央にそびえたつ 弥彦山、
その麓に鎮座する立派な神社は霊験あらたかなパワースポット。
恭しく、しっかりとお参りをして…、
新潟にきたら一度は、本場の「へぎそば」 。
幾つもの「へぎそば」専門店が並ぶ小千谷市街。
その中から、創業明治22年、
へぎ蕎麦の元祖、「角屋」さん。
新潟県小千谷市 「へぎそば 角屋」
お昼も過ぎた平日の昼下がり、
扉の先の待合間には、
何人かが待たれ、後からも次々に来るお客さん。
ほぼ皆さん地元の方で、人気であるのが一目瞭然 。
さほど待つことなく回転よく通された店内は、
老舗らしい落ち着いた空気流れる、広々とした空間。
高い天井に、贅沢に配されたテーブル席。
絽を囲んだ大テーブルに、小上がりと、
さらに、奥には宴会席もあるよう。
出された冷たい蕎麦茶が美味しく、
置かれている品書きには、素敵な句、
「青みもつ 小千谷へぎそば歯障りの こよなきをすすり飽くことのなし」
天然の湧水のでる雪国越後小千谷の、
「へぎそば」について、丁寧に綴られ…、
「へぎそば」だけかと思ったら、
意外にも温かいそばなど種物に、丼ものまでもあり、
「へぎそば」は、三個盛り、五個盛り、七個盛り、十個盛りに、
二人前から五人前までと豪快。
一人前がどのくらいか分からず尋ねると、
「七個盛り」で、300g程だそう、多っ 。
しかも、周りに運ばれる天ぷらも美味しそうで、
「五個盛り」に「天ぷら」に決め、
彼は、「三個盛り」に「ミニかつ丼」で注文すると…、
「それなら、こちらの方がお得ですよ」
と薦められた「五個盛り」の「天ざる」。
これも「へぎ」だそうで、これに決定 。
厨房の中も手際よく、
待つこと程なく届いた二つのお盆。
蒸篭に盛られた蕎麦は、はっとする程緑鮮やかな、
独特の盛り付けの「手ぶり蕎麦」。
ふわりと広がる、海藻っぽい清々しい香りに、
きゅっと〆った腰に、するるっと喉流れ心地よく、
出汁まろやかな薄めの汁に薬味を入れて、
どっぷり浸してすする蕎麦は、
東京の蕎麦とは又別の、実に気落ちのいい旨さ 。
「へぎそば旨いっ」と彼も夢中でズズッズズッ。
清々しく軽やかで、手繰るのがとにかく楽しい。
これだったら七個盛りも食べちゃえそう 。
しかも、さくっと揚がった天ぷらが又素晴らしい 。
大葉に茄子、カボチャにシシトウ、どの野菜も瑞々しく、
海老は美しく散る天衣に包まれ、
さくっと音立つ衣に、身もしっかりぷりっぷりっ、
心地のいい弾力に甘み濃く旨みたっぷり 。
添えられた小鉢の煮物もきちんと美味しく、
…と、「おっ、かつ丼旨っ」と彼が歓喜。
新潟の「タレカツ丼」ではなく、「普通の」かつ丼で、
カツは揚げたてサクサク、
出汁に玉子のとじ具合ととても美味しいようで…、
一口食べてみると、確かにその通りっ、
「かつ丼」も旨しっ 。
温かくきびきびとした花番さんのもてなしもとてもよく、
何よりも目からウロコが落ちたよう。
本場の「へぎそば」はとっても美味しい
何だか嬉しく、ゆっくりと蕎麦湯を頂いて…
ご馳走様でした〜
期待以上の満足感に包まれて、
彼に付き合い「河井継之助記念館」に寄り、
今宵は温泉、長岡の奥座敷「蓬平温泉」へ〜。

「元祖小千谷そば へぎそば 角屋」
新潟県小千谷市桜町4992番地
0258-83-2234
11:00~14:30 / 16:30~20:00
不定休
禁煙 P多し
お店のHP
- 関連記事
-
- 妙高 「こそば亭」 幻の在来種希少な「妙高小そば」 (2022/09/16)
- 魚沼 「蕎麦屋長森」 雪室熟成蕎麦にコシヒカリのおにぎり (2022/09/15)
- 夏旅行Ⅱ 新潟小千谷 「角屋」 目からウロコ「へぎそば」旨さ (2018/09/18)
- 夏旅行Ⅰ 新潟県燕三条 「いちぶん」天使の海老の「純海老そば」 (2018/09/17)
- 夏旅行① 魚沼 「弥三郎婆」 (2009/10/03)
→ yuka (03/21)
→ さやか姫 (03/21)
→ yuka (03/13)
→ yuka (03/13)
→ yuka (03/13)