
「武蔵野 やぶそば」
中へ入ると落ち着いた、普通の町のお蕎麦屋を上品にした感じ。
真ん中に花が飾られた大テーブル、その奥にテーブル席が4つほど、そして小上がり。
この感じは、なんだか落ち着いていい感じ。大テーブルの端に腰を下ろすと、しっかり自分の空間をもてて、しっくりくる。
テーブルに置かれてる品書きに目を通すと・・、
およっ、「天ぬき」がある♪。ここちょっと、ヌキが食べたくていたので・・、(なんと!今日は酒ヌキで)これがどうしても食べたい。
丁寧で、テキパキとした花番さんが、お茶とお絞りを持ってきてくださり、まずは「天ヌキ」を頼んでみる。それと、「せいろう」を。
待つ間に、品書きを改めて眺めると、種物の品書きも揃ってる。おもしろいのは、「ごはんセット」や「サラダセット」が250円であること・・。
一品料理も、そば味噌250円~・・と、なかなか好感♪。でもって、お酒の種類もいいじゃない
品書きから目を離して、今度はテーブルに置かれてる立て紙に目をやると・・、こちらのお店の由来が・・。
ほおぉ、神田の藪さんの流れだったんだ・・
並木さん、池之端、そして、武蔵野藪そばさんと。。
そしてほどなくして、目の前に蓋付きの器が置かれる。わくわくしながら、そっと蓋を開けると・・
んー、いい感じ これはこれは、お酒を頼みたくなってしまいそう~・・。
たっぷりの出汁に、ふわふわとした掻き揚げが張られ、板わさと白髪ねぎがたっぷりとかかってる。
崩しながら箸を入れると、はじめさくっとしていた掻き揚げが、次第に露に浸されてしっとりとした感じに。油っぽさなどなく、どこかお腑のような感触でこれはいいなぁ~
大きめの海老がいくつか当たり、これがまたおいしい。
つゆも又、優しくすっきりとした汁。種物が急に食べてみたくなってくる。
んー、これは・・!是非、今度は、ゆっくりと来るべきっっ??
そして、頼んでいた「せいろう」が、少し遅れて出される。この配慮もまた、うれしい。
丸いセイロに、たっぷりと。かなり細めの色のやや薄めの蕎麦。
「汁は辛いので、ちょっとだけつけてお召し上がり下さい」と・・。
細めの蕎麦は、ぱきぱきっとした腰のもの。池之端の藪さんは伺ったことがないけど、こんな感じなのかな・・。香りは弱いが、蕎麦はだんだん、なんとなく風味を感じさせてくれる。何よりもこれはのど越しがいい。ちょっと、素麺のような感触でもあるけど・・。
機械切りかな?でも、悪くは、ない。
汁は花番さんがおっしゃっていたように、確かに辛い!辛い・・というか、濃い。並木藪さんまではいかないまでも、下半分浸してすすると、非常に丁度いい。これは、ちょっと久しぶりで楽しい気分になってくる。
とろみはないが、白濁した蕎麦湯が、これまたきちんと場を踏んで出される。蕎麦の余韻を楽しみながら、「由来」の裏を返すと、おおっ・・、つゆについての薀蓄が書かれてる・・・。
でもでも、この汁、蕎麦湯とあわせるときちんと出汁の引かれたもので、美味しいよっ
ふむむ・・・、こんな多摩地区の武蔵野で、江戸気質に出会えたのがなんだか、不思議な気分でもあり、うれしくもあり。
おーしっ、今度は是非是非、蕎麦前も頂きに来てみようっと♪
それと・・、あの天ヌキからすると、種物もよさそう。
雨も丁度上がったようで、ひと時のふとした時間を堪能。どうもご馳走さまでした・・・
*お品書き
せいろう 630円、おろし 735円、かしわせいろう 992円、天せいろう 1155円、
玉子そば 735円、花まき 735円、かしわ南蛮 945円、鴨南蛮 1,470円、など
蕎麦味噌 250円、玉子焼き 575円、天ぬき 630円、ダダ茶豆 420円、など~
黒龍、美丈夫、緑川、山居倉庫、出羽桜、初孫、稲田姫、長珍 一合682円
「武蔵野 やぶそば」
西東京市柳沢6丁目4
042-468-9190
11:00~16:00 / 17:00~21:00
(土日祝日通し)
火曜休 P2台あり
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まじでよくこんな態度悪くて接客やってんな、おばさん。
ただ蕎麦が食べたいだけで、胸くそ悪い接客でも気にしないって方は足運んでみて下さい。
私は一生いきません。
あー胸くそ悪い!
メニューは見てる途中でもー決まりましたよねとか言って取り上げて持っていくわ、ご馳走様言ってもシカトやし、お会計お願いしますって言ったら後ろに伝票ありますよね?見えませんか?とか言ってくるし、何より顔面が腹ただしい。
忙しかったら、まーしょがないかなーっておもうよ。けど、客私達だけなんですが。
それとも僕の顔がむかつくの?
相方の顔がむかつくの?
日暮里のろくもんそばのおっちゃんの方が全然良い!笑
初めての人にはちょっとえって思う所があるかもだけど。笑
まーあと一年もせんで潰れてるでしょう。
蕎麦作ってるおっちゃんには気の毒やけど、接客があれやと客こんやろ。
夫婦やったらお疲れ様です。
ここまで読んだ方、味に関してはマズイって訳ではないですけど、コスパは良くないね。
ただ、一回食べたらもー良いやって感じだと思います。だって接客が最悪だもの。
天すい、よかったです。
こういうのが品書きに書かれていると、うれしいものですね。
汁、そうですか…
それは、是非とも検証を兼ねて行ってみないと(^^)。
いい雰囲気でふらっと寄るのにいい感じですね。
藪系らしく、天抜きと巣篭もりがあるのも嬉しい。
汁、やはり少し変わられたのかも。
それほど辛くありませんでした。
かなり細目の蕎麦なので汁との絡みは良いはずなのですが、
しっかり浸けても平気でしたよ。
ようこそおいで下さいました~♪
同じもの、を(^^)?
うふふ、気が合いますね♪
ではでは。そちらに…
偶然にも同じものを食べていた(汗)。
つゆの濃さは変わらないけど、辛さが少しばかり甘くなったと思ったのは気のせいかなぁ?。
フラワーワークの説明、お願げぇしますだ(笑)。
わたしもBELL様のブログ、すごく参考にさせて頂きます。
やっぱりどうしても、行きやすい場所が多くなるので・・。これからもよろしくお願い致します。
色々なBROG見ていると、色々な意見があり、食は趣味が色々だなーと思います。
遠方は行くことが少ないのですが、近隣(西東京市)は食べ歩いています。
とても参考に成ります。
でも、江戸の蕎麦文化としても、あって欲しいお店だと思います。
いずれ行って見ます。
(神田、上野、並木、は行ってるのですが・・・)
それはそうと~・・、
徳兵衛さん行きたくなってます~
池之端のおそばはこちらより若干ゆるかったような気がしますが、つゆは全く同じ辛さ!です。量はこちらがだいぶ多い。
藪そばは最近の手打ちそばとは全く違うためか人により評価が極端に分かれると思いませんか?私は好きです。
とにかく、こちらは近所でのんびりと藪そばを味わえる貴重なお店ですよね。(大好きだった荻窪藪(神田の流れ)は汐留に引っ越してしまって久しい…)
この辺りの蕎麦屋・・、というか、最近のお蕎麦屋さんでは珍しいと思いました。
足の方も、日々少しずつ筋肉が復活しつつあります。早く片松葉も卒業できたら・・♪、
また、「よしの」さんにも行きたいです(^^)
で、巣籠りをいただいたんでしたが、量が多かったという記憶が。
拝見するに、結構お酒の揃えがありますねぇ。
当店まではなかなか距離があるのでその後は行ってませんが、中休みがなかったような~。
そんな良いお店が近場にもっと欲しいと思う日々です。
大分復調されましたね!おめでとうございます!
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