お昼もとうに過ぎた”蕎麦屋のニジヨジ”。
「いらっしゃい〜」の声に迎えられ…、
これこれ、壁にかかった季節の品の、
「涼味 とろろそば」があるのを確認し…、
昨日までの暑さはないけど、ムシムシ。
「ひや」の他に「冷酒」があるのが嬉しく、
純米酒 「蔵人」を。
添えられたお通しは、おをさ入りの「刺身こんにゃく」。
この陽気に、冷酒にさっぱり、これはいい 。
つまみつつ「一品料理」を眺め、
ついつい頼んじゃう、酒の充ては「お新香」で 。
胡瓜に茄子の浅漬けにしば漬け、
胡瓜とキャベツのもみ漬けと、
きちんと美味しいお新香で飲む酒がいい。
ぽつりぽつりと入れ替わる客の、ゆるりとした流れも心地よく、
しばし一人、しっぽり寛ぎ…、
そろそろお目当て蕎麦を、
6〜8月限定「涼味とろろそば」 。
確かにこれは涼感たっぷり 。
汁は淡い琥珀に澄み、真っ白のとろろに緑のオクラ、
さらに蕎麦粒まで盛られ…、
塗りの蒸篭の盛られた蕎麦は、
無動の粋、洗練された凛々しき細切り。
キリっと腰あり、すっと落ちる喉越しの爽。
野暮ったさの微塵もないシャープ感、
ん〜、旨いっ 。
続いて、そっと箸を入れたとろろは、
ふわっふわっの、まるでメレンゲ 、
いつもの汁とは違う、「薄かえし」の汁には、
プルンプルンのジュンサイが沈み、
絡めた蕎麦の何とも言えない心地の良さ
さらに、薬味が又楽しい。
山葵に、生海苔と梅ペーストが添えられ、
とろろに海苔は、絶好の組み合わせ、
ここにそっと山葵を添えて楽しみ、
梅ペーストを加えると、ふわっと広がる梅の酸味に、
これもいいなあ 。
あとは一気、あっという間。
さらさらとした蕎麦湯を注ぐと、
沈んでいた蕎麦の実で、ちょっとした雑炊のよう 。
すっかり飲み干し、はぁ〜、大満足。
ご馳走様でした〜
いつ来てもブレのない蕎麦に、気持のいい応対。
しみじみと老舗はいいなあ

「室町 砂場」
中央区日本橋室町4-1-13
03-3241-4038
11:30~21:00(土~16:00)
日曜・祝日定休
禁煙
2018年 5月24日 「お新香」でぬる燗、「三昧そば」
2012年11月 5日 「お新香」「玉子とじそば」
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