台風一過、なんとか父の墓参りをし、
久しぶりにおじいちゃんにもお線香をたむけ、
金砂郷のお蕎麦を食べて帰ろう、と向かったら…
まさかの渋滞で道が進まず。
お昼の時間はこくこくと過ぎていく中、
通り沿いに現れた、「石びき蕎麦」の看板。
「もうー、遅くなっちゃうしここでいいねっ」と容赦なく彼。
えー行きたいところあるのに〜の言葉も遮られ、
急遽入った通り沿いのお蕎麦屋さん。
常陸大宮 「石びきそば なが山」
気持ちも進まぬまま、扉を開くとすぐ横には打ち場があり、
奥には、おっ、これは…、
なんと「ひこべえ」の石臼が 。
本当に、「石臼挽き」の自家製紛だ。
天井下には、昔ながらの黒板品書きがあり、
昔懐かしき蕎麦屋の風景。
置かれている品書きはシンプル。
もりそばが500円、ミニ丼は350円!。
手打ちでこれはすごい。
彼はすぐ、「もりそば」に「ミニ親子丼」に決め、
私は…、ちょっと迷った末に、
トップに書かれた「つけしゃもせいろ」で注文。
待っている間にも、常連らしいおじさんがふらり、
続いて家族連れがぞろぞろ、賑やかな4人組と、
次々に入ってくるお客さん。
地元で人気のお店のようで、
少しづつ期待が心に芽生え始める中…、
程なく二つのお盆が到着〜。
おっ、これはなかなか良さそう 。
きりっと角立つ蕎麦は、確かに手打ちの佇まい。
手繰ればほんのりと甘皮が透け、
しっかりとした腰に喉越しよし、
食べやすくなかなかどうして美味しいお蕎麦。
これが500円で食べられるとは素晴らしい 。
たっぷりと注がれた「しゃもつけ汁」は、
きちんと軍鶏の出汁が染み、
甘ったるくなく蕎麦によく合い…、
焼き目の入った葱はとろりと甘く、
幾つも入った軍鶏肉は弾力があり柔らかく、
さらに嬉しい、肉団子が二つ。
粗くたたいたつくねで、ほろほろっとほぐれ、
肉汁がじわり、これは旨いっ
一方、彼のもり汁は、まろやかでやや薄め、
どっぷり浸せば、するするといくらでも食べられそう 。
親子丼も、卵がとろりとかかり、なかなか良さそう。
一口もらう前に、彼は食べ終え…、
蕎麦湯を注いだしゃも汁をたっぷり頂き、
お腹もいっぱい、
ご馳走様でした〜
何気ない通り沿いのお店かと思ったら、
安くてきちんとお蕎麦が美味しい。
近くにあったら便利だろうなあ。

「石びきそば なが山」
茨城県常陸大宮市中富町1048-2
0295-52-0135
11:00-19:00
木曜定休
P5台ほど
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