朝風呂を浴び、朝食を済ませ…、
いよいよお伊勢さん詣で 。
まずは、衣食住の神様、豊受大神宮「外宮」のご参拝。
そして…、ニッポンの最高峰、天照大御神を祀る「内宮」へ 。
宇治橋を渡ったら、五十鈴川の御手洗場でみそぎをし、
恭しく「御正宮」へ、感謝のご参拝 。
「荒祭宮」、「月讀宮」と回って、
無事お詣りを済ませたら…、
手も足もすっかり冷えかじかみ、
お宮のすぐ近くに佇む、手打ちのお店でお昼ご飯 。
伊勢 「蕎麦切り 才屋」
元々は宿屋だっというお店は、ほっと心安らぐ、
築150年のしっぽりとした古民家。
太い柱に、何本もの梁が渡された高い天井、
艶のでた建具に溜塗りの漆器盆・・・、
時代を重ねた空気が、参拝後の神聖な気持に優しく、
温かく迎えてくれたのは美人の女将さん 。
出された暖かな蕎麦茶でかじかんだ手を温め、
手にした品書きはすっきりシンプル。
とにかくまずは温まろうと…、
早速お願いした熱燗一合、
三重 半蔵 純米酒
殿方二人はビールで、お伊勢詣でに乾杯~。
揚げ蕎麦をつまんでいると程なく、
届いた「焼き味噌」は、ふっくらと焼かれ具沢山、
しゃもじには「伊勢まいり」の刻印、いいなあ
「焼き海苔」も、きちんと炭を燈した焙炉で、
伊勢湾産の海苔は香ばしく、しみじみと美味しい。
穴子がど~んと盛る、「天ぷら盛り合わせ」も届き、
お酒もお代わり。
三重 「風の宮」 純米吟醸
殿方達は、ビールを3本空け楽しんで…
お蕎麦は、「せいろ」に「あらびきそば」の二つ、
単品の「あらびきそば」は、
風合いのある陶器にこんもり盛られ、
私は両方頂ける「あい盛り」を 。
グレーの「あらびき」に淡い「せいろ」が格子に美しい。
甘皮がほのかに透ける、瑞々しい細切り。
しなやかで軽やか、爽やかで香ばしく、
おっ、お蕎麦、美味しい
「十割」は、挽きぐるみグレーの細切り。
ほのかにざらりとした食感に歯離れよく、
濃く香ばしく甘みもあり、これも美味しいよっ 。
「かけそば」には、三つ葉に柚子一片。
上品で優しいお出汁に、ほろりとほどける蕎麦も旨い 。
蕎麦湯をそそげはすぅ~とのびる、
クセのないもり汁をゆっくりと頂いて…
ずっと気になっていたのは隣のお部屋。
入らせていただくと、なんとっ年代ものの赤いフェラーリ 。
ご主人は外車が趣味だそうで、
店内にはミニカーなども所狭しにならび、
男子二人は、子供のようにすっかり夢中~。
ご主人の妹さんが東村山に在住との事で話も盛り上がり、
思いがけずの楽しいひと時に。
ご馳走様でした〜
参拝後に頂ける美味しいお蕎麦、
又お伊勢さんに来たら、是非寄らせて頂きます 。

「そば切り 才屋」
三重県伊勢市宇治今在家町145-3
0596-25-0677
11:00~17:00
水曜・最終火曜定休
禁煙
P3台お店のHP
お腹も満たされ、改めて「おかげ横丁」散策~。
昔~来た時よりはるかに賑わい、お店も増え、
時代劇のセットのようで、こりゃ楽し~い
松阪牛コロッケの食べ歩きをしたり、
伊勢詣でのお決まり「赤福」は、本店で買い求め…、
はぁ~、あっという間の伊勢参り。
楽しかった、美味しかった、心に残る「大人の遠足」。
皆ありがとう~、又、やりましょう~…
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