仲良し仲間との久しぶりの「大人の遠足」は、
一泊二日で「新春 お伊勢さん参り」 。
10時丁度「のぞみ」でぷはっと、昼時名古屋に到着~。
乗り換えついでのお昼は…、
ずっと行きたいと思っていた、
名古屋を中心に各地にお弟子さんを送っている、
東海地区きっての名店 。
名古屋 「蕎麦工房 紗羅餐」
住宅街の中に忽然と現れる、
蕎麦屋とは思えないモダンな建物に、
扉を開くと、セレブな吹き抜けのエントランス、
壁の長い窓からは、二人の職人さんが蕎麦打ちをされ、
その先の階段を上ると…、
わぁ~、素敵 。
空間を贅沢に使った広々したワンフロア。
厨房を囲んだカウンターに、大テーブル、
奥には個室の席もあり・・・、
我々7名、丁寧に通された大テーブルで、
まずは、ビールで乾杯~。
品書きは豊富、幾つかのランチセットに、
「一品料理」もずらりと並ぶ中、
今日頂くのは、予約時にお薦めされた「冬の膳」 。
それに、本日のお薦め、
「山盛り椎茸の天ぷら」を追加で注文。
まずは、お通しの「一口そば」。
ほんの一口のこのもてなしが素敵。
すっきり柔らかなお出汁の美味しさに、
はらりとしたお蕎麦の美味しさに期待も高まり…、
程なく銘々に届いた、「お膳」のお料理、「八寸」 。
清らかな出汁ゼリーに、
大根に人参、蕪に青菜の食感の違いが楽しく、
下にお浸しを添えた「イカのぬた和え」、
「細魚(サヨリ)と海老の押寿司」に、
さらりとした甘さが絶妙な、
「百合根黒豆巾着」。
たまらずお酒を注文~ 、
地元知多半島 「白老若水」特別純米
ここに届いた「椎茸の天ぷら」は、ホントに山盛り。
サクサクの衣に、身厚の椎茸はじわりとジューシー、
しかも添えられた塩は、
蕎麦の新芽を混ぜた「蕎麦塩」というこだわり 。
岐阜 「鯨波」純米酒のお代わりをして・・・、
続いて二の膳、
「聖護院大根の風呂吹き 蟹餡かけ」 。
はぁ~、お出汁が美味しい。
さくりと瑞々しい大根に、蟹身がとろりとかかり、
底にはにぷるぷるの蕎麦の実、
口に運ぶごとに美味しい一品に、
広島 「酔心」 純米吟醸
最後は「鰆の西京焼き」。
浸かり具合も品よくぴたり、
ふっくらとした鰆も上質、これ又旨い 。
愛知 「中埜」 純米大吟醸
愛知 「正」 純米酒を燗酒で頂いて…、
そろそろお蕎麦を頂こうと、
それぞれ選んで注文~。
蕎麦は「ニ八」と「十割」の二つ。
「ニ八」は蒸篭に盛られた、ぬき実の細切り。
ほのかに甘皮が透け美しく、
冷たくキリッとした〆り、はんなりと喉越し軽やか
手繰る毎に蕎麦の甘みが広がり…、
さすが念願の「沙羅餐」、お蕎麦美味しいっ 。
「十割」は、半量玄そばを加えた、淡いグレーの挽きぐるみ。
これもきりっとした腰があり、
「ニ八」の上品な甘みに対して、これは深く香ばしい。
ほのかに口肌なでる粒感も心地よく…、
ん~、「ニ八」も「十割」もどちらも美味しい。
一方、「ざるかけ」が面白い。
熱々のかけ汁に、竹の振り笊に蕎麦が別盛り。
薬味の葱にとろろ昆布を入れた蕎麦は、
はんなりとして、ほろほろするりと喉越し軽やか、
これもいいなー。
さらに、「とろろそば」も美味しそうだし、
「鰊そば」も「ざるかけ」同様、蕎麦に鰊が別盛りで…、
蕎麦湯はとろとろ濃厚。
やや薄めのもり汁に、たっぷりと頂いて…、
最後にもひとつ、これがとっても気になって、
名古屋ならでは、「蕎麦屋の味噌煮込」 。
一つ頼んだお盆の上には、ぐつぐつ湯気立つ、
まさに「味噌煮込みうどん」そのままの土鍋 。
取り分けた蕎麦は、幅広のきしめん風、
もちもちとした腰も楽しく、
味噌の味も優しくまろやか、これも旨いっ。
冬に名古屋に来たら、必ず食べたくなっちゃいそ~う 。
紗羅餐…、sarrasinは、フランス語の「蕎麦」。
お料理にお蕎麦とどれもが素晴らしく、
数々のお弟子さんのお店にも心を馳せながら…
ご馳走様でした〜
さて、再び電車に乗り込み、
今宵のお宿、伊勢に向かってゴーゴー 。

「蕎麦工房 紗羅餐」
愛知県名古屋市南区星崎1丁目147-3
052-824-7037
11:30~14:30 / 17:30~21:00
第3火曜・水曜定休
禁煙
お店のHP
温泉をひと風呂浴びての、宿での楽しみの夕食は…、
伊勢の醍醐味を存分に。
刺身に伊勢健康豚の出汁鍋、
伊勢海老に蝦夷あわびのバター焼き。
そして…、初めての「伊勢うどん」~。
聞いてはいたけど、思った以上にやわやわなおうどん。
甘辛いつゆを絡ませ食べると、
こお粥のようで、これはこれで、ありかも 。
そして、これも伊勢の味、「鰹の手ごねすし」
漬けの鰹も美味しい。
伊勢の郷土料理を大満喫~。
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