ちょっと遅れての正月帰省。
のんびりと羽を伸ばし、ああでもない話を楽しみ、
墓前で父に、新年の挨拶をして…。
帰る道中に頂くお昼は、
去年開店したという、常陸秋そばに拘るお店 。
笠間市郊外の通沿いに、幾つもの「常陸秋そば」の旗がなびく、
どこか懐かしい、ほっこりとした佇まい。
笠間 常陸秋そば そば処手打 心芯」
扉を開き入ると、高い天井にプロペラが回る、
木の温もりに包まれたロッジ風の店内。
「そちらにどうぞ~」と迎えてくれた女将さん。
出された暖かな蕎麦茶をすすりつつ、ぐるり見渡すと、
壁にはしっかりと、
「茨城県常陸秋そば振興協議会」に、
「当店では常陸秋そばを使用しています」と、
あちこちに常陸秋そばの文字があり、
品書きをの「当店のこだわり」には、
「芯を曲げずに心を込めて」、
「手打そばにこだわっています」。
それで、「心芯」なのか・・・ 。
蕎麦の品は、以外にシンプル、厳選されたもの。
「もり」に「大根とろろ」、
「かけ」に「きのこ」に「豚」に「天ぷら」、と・・・・
「季節限定品」には、さすが茨城♪、
「けんんちんそば」に「けんちんつけ汁」が
茨城は寒い、これに決定、
彼は「豚つけ汁」に決め注文~。
頼めば、待つこと程なく届いた二つのお盆。
大皿にすのこが敷かれ、こんもり盛られた蕎麦は、
キリっと角立ち、ほのかに甘皮が透け、
手繰った途端にふわりと広がる香りの良さ。
程よい腰に、喉越しもいい、
そのままでも美味しいけれど…、
さらりと潜らせた「けんちん汁」が美味しい 。
優しく柔らかく滋味深く、しみじみとした素朴な味わい。
大根、牛蒡、人参、きのこ、
葱の甘みに、厚揚げのコクがよく利き、
このまま飲んでも美味しい味かげん。
ほこっとした里芋をほおばりながら、
蕎麦を手繰って、汁をすすりれば、これが旨い 。
一方、「豚つけ汁」は…、
大きな豚バラ肉が何枚も入っているようで、
彼はほおばっては目を細め… 。
汁もけんちん同様、優しい味わいながら、
豚肉の旨みが染み、これも美味しい。
しかも、縦きりの「レンコンのキンピラ」に、
浸かり具合ぴたりの、美味しい「お新香」まで添えられ、
あとはお互い夢中、汁まで飲み干して…、
そのまま飲む蕎麦湯も、風味豊か。
そして、最後はうれしい甘味の「蕎麦プリン」。
ぷるんとしてとろ~り、
まるでブラマンジェのようで、これも美味しい 。
お蜜柑まで頂いて…、
ご馳走様でした~
田園の中での満足のお昼ご飯に。
茨城の「けんちん汁」はやっぱりいいなあ。
温かい「けんちんそば」も食べてみたいな 。

「常陸秋そば そば処手打 心芯」
茨城県石岡市茨城1-17-2
070-4061-7031
11:30~14:00 / 18:00~20:30
月、火曜定休
31日そばの日は営業
禁煙、Pたくさん
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