ほぼ10年ぶり、懐かしく扉を開くと、
2時もとうに回っているのに、まだまだ何人ものお客さん。



空いているテーブルに腰を下ろし、
置かれている品書きを開くと…、
「季節もの」には、鍋焼きうどんだけでも3種類 、



「冷たいお蕎麦」もずらり、



「温かいそば」もずらり、と種類豊富、



ミニ丼の「セットもの」に「定食」各種に、



さらに「ご飯もの」もあり、



おおっ、「きしめん」までも 。



壁には、「平日ランチサービス」の、
お得すぎるメニューも貼られ…、



貼られている地酒も名酒揃い 。



1月並の気温の今日、足先はまだかじかんだまま、
まずは温まろうと、熱燗一合に、



「一品料理」の品書きを眺め…、



程なく出された熱燗は、「銀盤」を瓶ごと燗付け 、



お酒のお通し、「山菜」が素朴に美味しく、



「お新香」、これはいいっ 。
浅漬け白菜に、自家製（らしい）野沢菜漬け、
白い沢庵にラッキョウと、どれもきちんと美味しい 。



テーブルには、揚げ玉も置かれ、
これが見るからにサクサクそうで、



ついついつまんでみたら、油ぽさ全くなく、
さくっさく、これつまみにも何気にグー 。



ミツカの石臼がのんびりと眺めながら、



豊富すぎるメニューに楽しく迷い、
せっかくの平日ランチ、「平日ランチサービス」から…、



選んだ、「鴨汁せいろ」 。



まあるい蒸篭に盛られた蕎麦は、
ピシっ断たれた、艶やかな細切り。



まずはそのまま、手繰った蕎麦は、
きりっとした気持のいい腰あり喉越し爽やか。
軽やかでとても食べやすい



横には、湯気立て熱々の鴨汁が添えられ、



臭みまったくなく、鴨の旨みがじっくりと染み、
潜らせた蕎麦から甘みが広がり、これは旨い 。



鴨肉は…と、下をさらうと、おっ、これも好み 。



ミンチ風、刻み鴨肉がたっぷり沈み、



蕎麦と共に食べやすく、しかも柔らか、
後は夢中であっという間　。



蕎麦湯はほんのりと濁った素の釜湯。
注ぎすすった鴨汁にほぉ～…

どこか懐かしく、ほっと寛げる、
こういう蕎麦屋もやっぱりいいなー。
セットものに、チーズカレー、色々食べたくなっちゃうなと…

ご馳走様でした～

後から来た常連らしきおじさまは、
品書きを見ずに「ビールときつね、卵入りで」。
そういう注文もアリとはっ、私もそれ、やってみたい

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