所用で実家に帰省し一泊。
帰りに、父のお墓に寄って…、
お昼は、前回遅くなって諦めたお店に行ってみようと、
土浦から阿見町へ抜け、
町中の通りから細道を入っていくと…、
周り一帯広がる田畑の中、
忽然と現れる、土蔵のような不思議な建物。
入り口に、堂々となびくのは「常陸秋そば」の旗。
常陸秋そばに拘る、自家精粉 手打ち蕎麦屋 。
阿見町 「常陸秋そば そば処 信太の里」
以前は築150年の古民家でやっていたのを、
3年程前にここに移転してきたそうで…、
暖簾をくぐり扉を開くと、
喉かで温かみのあるワンフロア。
もうすぐ2時という時間でも、まだまだ何人ものお客さん
空いていたテーブルの一つに腰を下ろし、
品書きを手にすると、
「江戸流」蕎麦打ちの説明書きがあり、
冷たいお蕎麦に温かいお蕎麦と一揃い。
茨城はさすがに寒くって、
「けんちんそば」に惹かれたけれど…、
まずはやっぱり「せいろ」が食べたい。
私は「せいろ」に、彼は「卵とじソバ」に決め、
待つこと程なく、二つのお盆が到着~。
お盆の上には、嬉しい小鉢付き。
蓮根たっぷりの根菜の煮物に、
大根の漬物も添えられ、
笊に盛られた蕎麦はやや太めでほんのり緑色、
うっすらと薄茶の欠片が透ける粗挽きそば 。
手繰れば、鼻孔にふわりと香り、
ほのかにざらつく穀物感に、
もっちりとしたしっかりとした腰加減。
噛みしめる毎に広がる、
常陸秋そばならではの香ばしさと甘みがあり、
山葵はちょっと残念だけど、
「蕎麦を食べてるー」という感覚がしっかりの充足感 。
一方、湯気立つ彼の「玉とじソバ」は、
青菜に蒲鉾、椎茸のトッピングに、
えのきやしめじを玉子でとじてて、
手繰る姿は、見るからに美味しそう 。
気になり途中でちょっと交換。
早速すすった汁は、すっきりと品よく、
卵の優しい甘みが広がり、とっても美味しい 。
蕎麦は、熱々の汁に浸ってほろりとほぐれ,
「せいろ」とは違う、優しい食感となりこれも良く…、
頃見て出された蕎麦湯は、白濁濃厚。
「二人で食べてね」と柿のサービスが食後にうれしく…、
和やかで美味しいお昼ご飯に。
ご馳走様でした~
今度きたら是非、
本場茨城の「けんちんそば」食べたいな。

「常陸秋そば そば処 信太の里」
茨城県稲敷郡阿見町若栗2675-2
029-887-2508
11:00~14:00
金・土・日・祝日営業
禁煙
Pたくさん
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