石畳を伝えばすぐ迎えてくれる花番さん。
コの字カウンターの奥の一室に、丁寧に通されて…、
寒いけど、まずは、琥珀に泡立つ、
「高山麦酒クラフトビール エール」。
程なく出された前菜は、
愛らしい、「子持ち鮎の素揚げ」。
さくっととても軽やかな小さな鮎は、卵をたっぷり抱え、
これに添えた、舞茸ペーストが絶妙 。
同時に並べられた酒瓶3本。
今宵のお題は、「ひこ孫」飲み比べ 。
まずは3種の、 純米吟醸槽口酒
「茂」 鳥取 田中農場産 山田錦 9号酵母
「詞」 徳島 阿波山田錦 7号酵母
「際」 徳島 阿波山田錦 9号酵母
このお酒に合わせた一皿は、「さば寿司」に、
さっぱりと二杯酢で和えた、「鰆の柚子胡椒和え」。
続いて、「ひこ孫」手造り 純米吟醸
ふんわり、はんなり、甘い果実香が漂う優しいお酒に、
「シマアジと花びら茸のとんぶり和え」、
、
さらに、自家製胡桃パンを添えた、
「真鱈の白子焼き」、
こんがりと香ばしく、とろりと蕩ける白子に、
白菜と銀杏のペーストの美味しい事っ 。
これには、「ひこ孫」の熱燗を合わせ…、
こってりとした「豆腐の味噌漬け」が熱燗にぴたり、
「牡蠣のオイル漬け」に、「冬瓜の含め煮」を合わせ、
じ〜んと染みる古酒、
「ひこ孫」 純米吟醸30年大古酒 「時のながれ」
最後は、「妻入ポークの肉団子鍋」。
ふっくらジューシーな肉団子に、
さらに、ほっくりとした鰆まで入り、
蓮根のすり流し汁が体にも心にも染み入る旨さ 。
これで、各々好きなお酒を存分に楽しんで・・・、
〆は蕎麦、「もり」「かけ」「おろし」の中から、
私は、冷かけ風の「おろしそば」 。
すっきりとして柔らかな美しい出汁に、
蕎麦はきりっとした腰が冴え、
軽やかで流れるような清涼たる喉越し 。
えられた辛味大根おろしは、
キーンと辛く、これが爽快、
辛さの中で蕎麦は香ばしく甘く、汁まで飲み干し…、
濃厚な蕎麦湯で、余韻に浸り、
最後は、「杏仁豆腐の柿ジュレがけ」。
とろりと滑らかな杏仁豆腐に、柿の甘みが蕩け、
酒に、料理の味はもちろん、
その組み合わせに流れといい、
改めて「きく家」さんの素晴らしさを感じつつ…、、
ご馳走様でした~
感動と満足と興奮の中、心地のいい酔い心地。
次伺えるのを楽しみに…。

「人形町 きく家」
中央区日本橋人形町1-5-2
03-3664-9032
17:30~22:00
土曜は予約
日曜・祝日定休
禁煙
2015年 1月13日 人情味溢れたもてなしに酔いしれて
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