茅葺の門戸を潜ると、ちょっとした石畳のアプローチ。
「いらっしゃ~い、どうぞ~」。
あったかな女将さんの声に迎えられ、
入った和室が懐かしい 。
今は少なくなった、床の間のあるお座敷に、
並べられたお座布団。
ぽかぽかと春の日差し差し込む窓際で、
ほっこり気分で品書きを開き…、
「一品料理」に、お得な「セットもの」。
「冷たいそば」に「温かいそば」。
壁には今日の産地が貼られ、
久しぶりなので、私は「せいろ」と「田舎」の「合盛」に、
彼は、「鹿児島産黒豚使用」に目を輝かせ、
「肉汁」に決め注文~。
程なく届いた蕎麦は、
陶器の器に、きれいに二色の円に盛られ、
まずは、ほのかに甘皮が透ける、
中細切りの「せいろ」。
心地のいい腰に喉越し爽やか、手繰るのが気持ちよく、
ほのかに蕎麦の甘みが広がり、
やや甘めの汁がこの蕎麦によく合い…、
お蕎麦、前より美味しくなってる
「田舎」は、グレー色濃くホシ散り野趣溢れ、
もちもちとした腰しっかり。
所々切幅が違う大らかさが微笑ましく、
食感が異なり、これが妙に楽しい
一方「肉汁」は、薄切りバラ肉に、葱などの野菜がたっぷり。
ちょっとお味見、
柔らかな味わいの肉汁に、「田舎」を浸し…、
蕎麦湯は釜湯、
ほのかに濁った熱々の汁を注ぎ、
「ゆっくりしてって下さいね~」
女将さんのあったかな言葉に、
なんだか親戚の家にでも来たような心地になりながら…
ご馳走さまでした~
けんか中でギスギスしていた心も、すっかり緩和。
やっぱりお蕎麦はいいなあ 。

「手打ち蕎麦や さ和味」
清瀬市下清戸5-837-8
042-495-0353
11:30~14:30 / 17:00~20:00
水曜・第3木曜定休
駐車場有 禁煙
2009年 9月 6日 「せいろ」と「芥子」の「合盛」
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