風は冷たいけど、ぽかぽかとしたいいお天気。
連休中は渋滞で諦めた「きぬの湯」に、
久しぶりに、ゆっくり浸かりに行こうと、プチドライブ
ところどころに彩る、早咲きの桜を愛でながら、
お昼は、これも久しぶりの「鬼怒川竹やぶ」へ 。
茨城県守谷 「鬼怒川竹やぶ」
休日のお昼時、テーブル席はすっかり埋まり、
「お座敷でもいいですか?」と、
通されたのは初めての奥の小上がり。
しっぽりと落ち着いた畳の和室は、
テーブル席とは又違う、寛ぎ感満点 。
障子窓ごしに、鬼怒川のたゆたう景色が広がる、
これとないロケーション 。
ぼおっと眺めていたくなりながら、
ようやく置かれていた品書きを開き…、
種物も揃う「冷たいそば」から、
私は迷う事なく「田舎」、彼は「揚げなすそば」に決め、
それと、後から「かけそば」も 。
頼み待ちながら、「一品料理」に、
お酒のリストなど眺め、
このお座敷で頂く蕎麦前を想像し…、
いやいや、お風呂の前なので、それはがまん 、
しばし待ち、程なく届いた二つのお盆。
笊に盛られた、グレーの「田舎」。
様々な欠片が輝く、美しき玄挽き細切り 。
手繰り広がる、馥郁とした香り。
ほのかに舌にざらつき、もちもちとして、
口に満ちてくる、蕎麦の香ばし豊かな味わい。
濃く濃厚な甘めの汁に、薬味の辛味大根を添え、
浸した蕎麦は甘みがぐっと広がり、
その心地よさ、味わいに手繰る手が止まらない 。
一方、「揚げなすそば」の「せいろ」は、
年季の入った蒸篭に盛られ、
ヌキの清楚な瑞々しい細切り 。
「これ旨いっ、茄子も旨いっ」。
彼がつぶやくものだから、
ではではと、ちょっとお味見 。
早速ひと手繰り、
おっ、確かに、これは美味しいっ 。
脂の浮いた熱々の汁は、鴨脂だろうか、
コク味たっぷり、潜らせ温まった蕎麦は甘く、
茄子にも舞茸にも旨みが染み、病みつきになる旨さ 。
頃見て出された蕎麦湯は、濃厚ポタージュ。
しっかりとしたもり汁に注ぎ堪能し…、
一足遅れて、ここに「かけそば」も。
注がれた汁は、琥珀に澄み、
鰹出汁ふわりと香り、すっきりとして上品ながら、
どこかほっとする柔らかさ 。
その汁に蕎麦ははんなりと沈み、
「せいろ」とは違う魅力があり…、
すくう手止まらず、汁まですっかり飲み干して…
ご馳走さまでした~
お勘定に席を立つと、待ち人はさらに増え、
我々は、幸せな心地に包まれて、
さて次は、「きぬの湯」の極上温泉~。

「鬼怒川 竹やぶ」
茨城県守谷市板戸井1917-1
0297-46-0088
11:30~17:00 (16:30LO)
月曜休
禁煙
2013年 9月22日 「せいろ」に「田舎」
2009年11月25日 念願の蕎麦前、「田舎」「鴨汁」「かけそば」
2005年 6月25日 「田舎そば」に感動
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